英文法

原因・理由を表わす接続詞一覧

※『例文で英単語を4800語覚える』講座受講生を対象としたサブノートです。 テキストは旺文社の『表現のための実践ロイヤル英文法』を使用。「第11章 接続詞」の「118 原因・理由の副詞節を導く接続詞」(pp.242-245)を熟読してください。

「~なので、~だから」という意味の原因・理由を表わす接続詞の定番はbecauseです。sinceとasも原因・理由を表わせますが、sinceは「~以来」、asは「~しながら」、「~するとき」という別の意味もあるのでsinceとasを原因・理由の意味で使うときは読み手に誤読されないように気をつける必要があります。

because

「~なので」の意味の接続詞の一番の定番がbecauseです。新たな情報として原因・理由を述べる際にbecauseを用いるので、because節は文頭ではなく主節の後に通常来ます。なぜかというと、英語は突拍子の印象を与えないようにするため未知の情報からではなく既知の情報から話す慣行があるからです。ただしbecause節から文を初めても文法的に間違いとまでは言えません。印象付けのためにわざとそうすることもあります。

【例文】We can’t go to her party because we’re going away that weekend. (私たちはその週末は出かけるので彼女のパーティーに行けません。)

否定文にonly because~もしくはjust because~が続くと、「~というだけで…するのではない」という意味になります。

キキ「ジジ、いくらいい人ができたからって食事の時間は守ってほしいわ」

Hey! You know, you can’t be late for every meal just because you have a new girlfriend.

be late for=~に遅れる; meal=食事

英語版では「ねえわかってる? ガールフレンドができたというだけで、毎食遅れたらだめだわ。 」という意味のセリフになっています。 

since

相手がすでに知っているであろうことを原因・理由として述べる場合はsinceを使います。読み手や聞き手にとって既知の情報なのでsinceを文頭に置くことが多いです。

【例文】We cannot despair of humanity, since we ourselves are human beings.

アインシュタインの言葉です。「人間性について絶望してはいけません。なぜなら、私たちは人間なのですから。」 humanityは「人類」という意味で使われているのかもしれません。despair ofは「~に絶望する」、human beingは「人、人間」という意味です。この文ではsinceから始まっていませんが、格言ではわざと不明確なことから話して聞き手の関心を引く手法が用いられます。

ちなみにアカデミックライティングでは、文の意味をより明確にするためにsinceは「~以来」の意味で使い、「~なので」は新たな情報か既知の情報かに関係なくbecauseを用いるべきだという考えがあります。この点に関しては以下の記事をお読みください。

as

【例文】I thought Kevin was out as his car wasn’t there.

「彼の車がそこになかったのでケヴィンは外出していると思った。」 接続詞asは「~しながら」、「~するとき」という意味もあるので、文脈でどの意味かはっきりとわからないときは代わりにbecauseを使いましょう。

for

等位接続詞のforも理由を示します。下記の記事をご確認ください。

now that

「今はもう~なので」という意味でnow thatという表現を使えます。『耳をすませば』で高坂先生が「でもさぁ、話を最後まで聞かずにとび出してくるなんて月島らしいねぇ。」と言う場面ですが、英語版ではかなりセリフが変わっています。

“Shizuku is such a great storyteller, but now that the story is about her, she won’t say a single word.”

storyteller=物語作家

「雫はそんなにすごい物語作家なのに、今はもう話が自分についてなので一言も口にしないわね。」

seeing that; seeing as

英文を読んでいてseeing asもしくはseeing thatという表現を見かけることがあるかもしれませんが、「~なので」という意味です。頻繁に使われる表現ではないので意味だけ覚えればそれで十分です。自分がライティングで「~なので」という時はbecauseを使いましょう。

【例文】Seeing as it’s your birthday today, why don’t we go out for dinner?

「今日はあなたの誕生日なので食事に行きませんか?」