「例文で英単語を4800語覚える」新規講座は10月4日にスタート。興味がある方はここをクリック!!

【等位接続詞一覧】5分でわかるand, but, or, forの用法

節と節、句と句、語と語など文の構成要素同士の関係を示す役割を担う品詞を接続詞といいます。接続詞は等位接続詞と従位接続詞に分けられます。等位接続詞は文法上対等の関係にある文・節・句・語を結びつけます。等位接続詞には、and, but, or, forなどがあります。

※『例文で英単語を4800語覚える』講座受講生を対象としたサブノートです。 テキストは旺文社の『表現のための実践ロイヤル英文法』を使用。受講生は「第11章 接続詞」の「113 接続詞の種類」(pp.224-5)と「114 等位接続詞の種類と用法」(pp.225-9)を熟読してください。

あわせて読みたい
例文で英単語を4800語覚える 『例文で英単語を4800語覚える』コース 8カ月間、毎週月曜日に一週間分の例文集をEメールで配布します。受講生は毎日20前後の英単語を暗記、8カ月で大学入試問題に頻出...

節(clause)と節、句(phrase)と句、語(word)と語など文の構成要素同士の関係を示す役割を担う品詞を接続詞といいます。とは文の一部を構成する「主語+述語」を備えているもの、は2個以上の語が続いて1個の品詞と同じ働きをするものを指します。接続詞は等位接続詞と従位接続詞に分けられます。等位接続詞は文法上対等の関係にある文・節・句・語を結びつけます。She is kind, but her husband is nasty. (彼女は親切だけど、彼女の夫は意地が悪い)のshe is kindとher husband is nastyという文は対等の関係にあるのでbutは等位接続詞ということがわかります。それに対し、主節に従位節を結びつける接続詞を従位接続詞と言います。She is kind although her husband is nasty. (彼女の夫は意地が悪いけど、彼女は親切だ)では、she is kindが主節、although her husband is nasty. は従位接続詞を含む従位節です。A and BやA or BのAとBは対等な関係にありますが、A although BやA because BだとAが主でBが従の関係にあることをよく理解してください。AとBが等位節の場合は片方がなくても文は成立します。例えば、She is kind, but her husband is nasty. のbut以下を省略してもかまいません。Her husband is nasty. と言ってもかまいません。しかし「A+従位接続詞+B」の場合は、従位接続詞以下を省略することは可能ですが、Aだけ省略することはできません。She is kind although her husband is nasty. She is kind. と言っても文は成立しますが、従属節だけ取り上げてAlthough her husband is nasty. とは言えないわけです。この記事では等位接続詞のみ扱います。従位接続詞については以下の記事をお読みください。

あわせて読みたい
【5分でわかる】名詞節を導く従位接続詞│ that, whether, if, lest, but that 接続詞には等位接続詞と従位接続詞があります。主節に従位節を結びつける接続詞が従位接続詞です。従位接続詞には名詞節を導くものと副詞節を導くものがあります。 名詞節は文の中で名詞の働きをする節で、主語や補語や目的語になったり、名詞の後について、その内容を説明する同格節になります。「名詞節を導く接続詞」にはthat, whether, if, lest, but thatがあります。
目次

連結を示す等位接続詞

and 「~と」

「AとB」の「と」にあたる接続詞がandですが、「AとBとC」は英語でどう書けばよいでしょうか? A and B and Cではありません。andは最後の単語の前にのみつけ加えます。だから A, B, and C となります。「AとBとCとDとE」だと A, B, C, D, and E になります。ちなみにこれはアメリカ式です。イギリス式だとandの前のコンマが消えて、A, B, C, D and E になります。

Books open your mind, broaden your mind, and strengthen you as nothing else can.

アメリカの出版者かつ作家であったWilliam Feather (1889-1981)の言葉です。「本は心を開き、心を広げ、他のどんなことより自分を強くする。」A, B, and Cの文です。

A and B のAとBが動作順の場合、and以下は「~してそれから…する」という意味になります。AとBが因果関係にあれば、and以下は「~すると…する」という意味になります。

Students must have initiative; they should not be mere imitators. They must learn to think and act for themselves─and be free.

労働組合の指導者だったCesar Chavez (1927-1993)の言葉です。「学生は自発的でなければならない。単なる模倣者であってはならない。自ら考え、行動しなければならない。そうすれば自由でいられる。」ここではandの前後が因果関係になっています。

「命令文+and」だと「~すれば…」という意味になります。

ハウルがソフィーに言います。「光の差す方へ飛べばいいんだ。夜には着く。」

Just keep following that light and you should be there before dark.

just=ただ…; keep …ing=~し続ける; follow=~についていく; before dark=日が暮れる前に

「命令文+and」の形になっていますね。もう一つ見てみましょう。老人に扮したマルクルが女の子にこう言います。「この粉を撒けば船に良い風が吹く。」

Dust your ship with this powder and the winds will favor it.

dust A with B=AにBをまぶす; powder=粉; favor=~に有利に働く

「この粉を船にまぶしなさい。そうすれば風は船に有利に働くだろう。」(直訳調)と言っています。

not A nor B 「AもBも~ない」

日本語にはない表現なので日本人で接続詞norを使いこなせる人は少ないです。not A nor Bneither A nor Bのように否定の後に否定の意味のnorを続けることで「AもBも~ない」という意味になります。

Liberty cannot be established without morality, nor morality without faith. ─Tocqueville
自由は道徳なしに確立できないし、道徳も信仰なしには確立できない。─トクヴィル

norの後に節が続くときは、主語と動詞が倒置されます。『涼宮ハルヒの憂鬱』で長門がキョンに Language cannot explain the concept, nor are you able to understand it. と言う場面があります。直訳すると「言語は概念を説明できないし、あなたはそれを理解できない。」という意味になりますが、ここでnorの後の文が倒置されていることに注意してください。

both A and B 「AもBも」

「AもBも」は「both A and B」で表しますが、bothなしで「A and B」と言ってもほとんど同じ意味になります。

In any case, both you and Miss Suzumiya have completely disappeared from our world.

『涼宮ハルヒの憂鬱』で古泉がキョンに「とにかく、君も涼宮さんも我々の世界から完全にいなくなった。」と言っています。in any caseは「とにかく」、completelyは「完全に」という意味です。

not only A but also B 「AばかりでなくBも」

大学入試の試験問題によく出てくるのがnot only A but also Bという表現です。「AばかりでなくBも」という意味ですが、口語ではalsoがよく省略されてnot only A but Bという形になります。

You are not only responsible for what you say, but also for what you do not say.

キング牧師の言葉です。「人は発言することだけでなく、発言しないことにも責任を持たなければならない。」

I am not only a pacifist but a militant pacifist. I am willing to fight for peace.
peace=平和; pacifist=平和主義者; militant=戦闘的な、攻撃的な; be willing to do=喜んで~する

アインシュタインの言葉ですがalsoが省略されています。 「私はただの平和主義者ではなく、戦闘的な平和主義者である。私は喜んで平和のために戦う。」

neither A nor B 「AもBも~ない」

not A nor Bの強調がneither A nor Bと言いたいところですが、ほぼ同意語と見なして構いません。こちらも「AもBも~ない」という意味になります。

とにかくでっかい山犬のモロの君がアシタカに「人間にもなれず山犬にもなりきれぬ哀れで醜い可愛い我が娘だ! おまえにサンを救えるか?」と言います。

Now, my poor, ugly, beautiful daughter is neither human nor wolf. How could you help her?

ugly=醜い; human=人間; wolf=オオカミ

サンは人間でも狼でもないからneither human nor wolfなわけです。英語版では「山犬」が「狼」に変わっていることに注意。

反意・対立を示す等位接続詞

後の節・句・語が前の節・句・語と内容的に対立するとき、等位接続詞butを用いてそれを表わします。

but 「しかし」

When I look at the world I’m pessimistic, but when I look at people I am optimistic.
pessimistic=悲観的な; optimistic=楽観的な

臨床心理学者のCarl Rogers (1902-1987)の言葉です。「世界を見ると悲観的になるが、人を見ると楽観的になる。」butは「しかし」、「でも」、「だが」といろんな日本語で訳せます。

not A but B 「AではなくてB」

「AではなくてB」は not A but B という表現を用います。

Ignorance is not innocence but sin.

英国の劇作家Robert Browning (1812-1889)の言葉です。「無知は無垢でなく罪である。」

The true sign of intelligence is not knowledge but imagination.

アインシュタインの言葉です。「知性の本当の証は知識ではなく、想像力である。」

…A, not B 「BではなくてA」

「not A but B」のBを強調するために、「…B, not A」と言うことができます。

Love and compassion are necessities, not luxuries. Without them humanity cannot survive.
necessity=必需品; luxury=ぜいたく品

ダライ・ラマの言葉です。「愛と思いやりは必需品であり、ぜいたく品ではない。それらなしでは人類は生き残れない。」

not because A but because B 「AだからではなくてBだからだ」

I do enjoy exercise, not because I am an exercise junkie but because it’s terrific stress release.
junkie=病みつきになっている人; stress release=ストレス発散

オーストラリアの政治家であるTony Abbott (1957-)の言葉です。「私が運動を本当に楽しめるのは、運動好きだからではなく、すごいストレス発散になるからだ。 」enjoyの前のdoはenjoyを強調しています。いわゆる「強調のdo」です。

not A but Bの変形

「not A but B」のnotは否定形であればnotでなくてもかまいません。

A marriage is no amusement but a solemn act, and generally a sad one. 

ヴィクトリア女王(1837-1901)の言葉です。オーソドックスにはA marriage is not amusement but a solemn act. となるべきところですが、notの代わりにnoが使われています。「結婚は娯楽ではなく厳粛な行為であり、概して悲しいものである。 」

「not A but B」のnotは動詞の否定なのに、butの後は動詞ではなく、名詞がくることもあります。

I don’t think feminism is about the exclusion of men but their inclusion.
exclusion=排除; inclusion=包含、含むこと

「私は、フェミニズムは男性を排除することではなく包容することだと思います。 」 スコットランドのシンガーソングライターであるAnnie Lennoxの言葉です。

選択を示す等位接続詞

「~かそれとも…」といった選択の対象を並べる場合にはorを用います。

or 「~かそれとも…」

「AかBか」という場合はA or B、「AかBかCか」はA, B, or C、 「AかBかCかDか」はA, B, C, or Dと表現します。これは米国式です。イギリスではorの前のコンマを外します。

I wanted to become a mathematician, physicist, or astronomer.

アメリカのcomputer scientistであるPhilip Emeagwaliの言葉です。「私は数学者か、物理学者か天文学者にになりかった。」

次はシータがパズーに飛行石について語ったセリフです。「…母が死ぬとき私にくれたの。決して人に渡したり…見せたりしちゃいけないって」

Mother gave it to me before she died and she told me never to show it or give it away to anyone.

give A away to B=AをBにただであげる

never to doは「~しないように」という意味のnot to doの強意形です。「人に見せること」と「人に渡すこと」が並列で示されいます。

or 「すなわち」

NATO, or North Atlantic Treaty Organization is a international military alliance of North America (except Mexico) and some European countries based on the North Atlantic Treaty.
北大西洋条約機構は、北大西洋条約に基づいた北米諸国 (メキシコを除く) と欧州諸国の国際的軍事同盟である。

ここでのA or Bは「AもしくはB」ではなく、「A、すなわちB」という意味です。Aについて後で具体的に説明したいときにorを用います。orの前のコンマはつけなくてもかまいません。

命令文+or 「~しろ、さもないと」

命令文の後にorが続くと「~しろ! さもないと~だぞ」という意味になります。パズーがシータと離れて失意の中、自分の家に戻るとそこにはドーラ一家がいるので、パズーは「出てけ! ここはぼくのうちだぞ」と叫びます。

Get out! Aah! Get out, or I’ll throw you out! This is my house!”

get out=出ていく; through A out=~を放り投げる

英語版では、「出ていけ! さもないとお前らを放り投げるからな。ここはぼくのうちだぞ!」と言っています。

ポルコも「命令文+or」の表現を使っています。「だがなお嬢さん、ひとつだけ条件がある。徹夜はするな、睡眠不足は いい仕事の敵だ。それに美容にもよくねえ」

All right, you’ve got the job. But on one condition, Fio. No more staying up all night, or your work will start getting sloppy. Also, it’s really bad for your complexion.
have got=have; condition=条件; no more=もはや~しない; stay up all night=徹夜する; sloppy=(仕事などが)いいかげんな lacking care or effort; complexion=顔色、顔の艶

either A or B 「AかBのどちらか」

「AかBのどちらか」はeither A or Bという表現を用います。

There are two ways of being happy: We must either diminish our wants or augment our means.
way=方法; diminish=~を減少させる; want=欲しいもの、欲求; augment=~を増やす; means=手段

ベンジャミン・フランクリンの言葉です。「幸せになる方法は2つある。欲求を減らすか、手段を増やすかのどちらかだ。」

理由を示す等位接続詞

for 「~というのは」

理由を示す接続詞といえば、誰もが従位接続詞のbecauseを思い出すでしょうが、等位接続詞としてはforが「というのは…」、「なぜなら…」、「…だから」という意味で用いられます。文語的な言い回しであり、会話ではあまり使われません。

Do not fear to be eccentric in opinion, for every opinion now accepted was once eccentric.
eccentric=変わった、奇抜な; opinion=意見; once=かつては

哲学者のバートランド・ラッセル(1872-1970)の言葉です。「意見が奇抜であることを恐れてはいけない。なぜなら、いま受けいられているすべての意見はかつて奇抜だっのだ。」

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる