『大学受験英語対策講座─6カ月で英単語・語法・英文法完全マスター』
英語の要は①ボキャブラリー、②英文法、③発音の3つです。この3つができなければ長文問題を解けないし、英語を聞き取ることもできません。特に重要なのは語彙力ですが、ほとんどの大学受験生は英単語を覚えるコツがわからないまま英単語を覚えさせられています。「英単語は文章の中で覚えましょう」と言われても、どう文章の中で覚えればいいのかわからずに、結局、『システム英単語』や『英単語ターゲット1900』などの市販の英単語集を用いて英単語を丸暗記しようとします。無駄な学習法です。英文法も効率的な学習法がわからずに、高校や塾で英語教師の話をただ聞いて、与えられた問題集の問題を解くだけ。本講座はこのような、大学入試を控えているのに英語の効率的な勉強法がわからないまま、いくら勉強しても英語の成績が思うように上がらない受験生向けの6カ月講座です。6カ月で志望校に合格するために必須のボキャブラリー・語法・英文法を習得します。
6カ月集中英語講座
完全1対1の大学受験英語対策講座です。ZoomもしくはGoogle Meetを用いたオンライン講座なので全国どこに住んでいても受講できます。本講座は6カ月で大学受験突破に必要な①英単語、②英文法、③語法の力をつけることを目指します。TOEIC・英検対策として受講することもできます。
本講座では
①毎日30ワード以上覚えて、大学受験に必須の英単語を6,000語マスターします。
②大学受験に必須の語法と英文法をマスターします。
さらに
③インターネットを使って英語を無料で学ぶコツを習得します。
お申込み
本講座は
①大学受験を控えている高校生および浪人生
②英検2級合格もしくはTOEIC700点以上を目指している方
③英語を独学でマスターするコツを習得したい方
を対象としています。本講座は中学レベル(もしくは英検3級レベル)の英語力がすでにあることを前提としています。
受講期間中は毎日30分から1時間の学習時間を本講座のために割り当ててください。
毎月第一週から新規講座をスタートしています。現在、2023年4月3日からの4月スタート講座受講生を募集しています。
受講希望者はEメール(4800words@gmail.com)でお問い合わせください。その際、
(1) 名前
(2) 在籍学校・学年 (社会人の方はその旨をお伝えください)
(3) 受講目的 (「来年に大学受験を控えている。志望校は●●大学」等)
を記入してください。
定員は各月3名までです。定員になり次第、募集を締め切るので受講希望者は早めにご連絡ください。
受講料金
Aコース: 週2回のオンライン講座(講義60分以上+講義60分以上)
料金(1カ月分) 42,000円
Bコース: 週1回のオンライン講座(講義45分以上)
料金(1カ月分) 18,000円
Cコース: 週1回のオンライン講座(フィードバック・質問25分)
料金(1カ月分) 14,000円
毎週、英文法の解説ノートと200以上の英単語・英文法を載せてあるカードを配布します。AコースとBコースではオンライン講座での解説付きです。基本はBコースです。Bコースでは毎週扱う英文法項目の解説をします。Aコースでは英文法解説に加えて英単語カードの解説もします。Cコースは自主学習が得意な人向けです。毎週配布する英文法ノートと英単語・英文法カードを自分でこなしてから、質問タイムを設けます。
本講座の詳しい内容
英単語暗記
英単語は句動詞・イディオムも含めて1日30語以上のペースで6カ月で6000語以上をマスターします。
名詞 1792カード
動詞+句動詞 2018カード
形容詞 1018カード
副詞 368カード
イディオム 822カード
計 6018カード
※代名詞、助動詞、接続詞、前置詞は英文法の学習を通して必須ボキャブラリーを習得します。
動詞は語法が非常に重要なので英文法で取り扱います。動詞の後に目的語・補語をとるかどうかで英文を5つのタイプに分ける「基本5文型」を授業で習ったでしょうが、動詞は後に前置詞・副詞がくるかどうかにも注目しないと英語の語法を習得できません。例えば、次のピクチャーを見てください。筋斗雲を見たチチが孫悟空に「本当に失敗せずに乗れるのか?」と尋ねていますが、ここでの I can really ride on this thing without falling. は動詞の後に目的語も補語も続かない第1文型の文です。ride on Aは「自動詞+前置詞」で「Aに乗る」を意味します。

では次の文は第「何」文型の文かわかりますか?

『ザ・シンプソンズ』でバートが母親に、どうして自分があげた香水をつけないのか尋ねていますが、 You’re not putting on any of my perfume. は第1文型ではありません。put on Aは「Aを身につける」を意味しますが、このonは前置詞ではなくて副詞です。put on Aは「他動詞+副詞」でany of my perfumeは他動詞putの目的語です。副詞は自由に位置を変えることができるので、onを後ろに置いてput any of my perfume onと言うこともできます。例えば、次のセリフを見てください。

ビキニ姿のチチを見て孫悟空は「服を着たくないのか?」と尋ねますが、ここではput on some clothesではなく、put some clothes onの形になっています。このように「自動詞+前置詞」の場合は前置詞の位置を変えることができませんが、「他動詞+副詞」の場合は副詞を目的語の前に置くことも後に置くこともできます。
このように動詞の語法は「基本5文型」だけにフォーカスしても習得できません。本講座では動詞を以下の16種類に分けて学習します。
①S+Vi
②S+Vi+副詞
③S+Vi+前置詞
④S+Vi+副詞+前置詞
⑤S+Vi+C
⑥S+Vt+O
⑦S+Vt+O+副詞
⑧S+Vt+O+前置詞
⑨S+Vt+O+副詞+前置詞
➉S+Vt+to不定詞
⑪S+Vt+O+to不定詞
⑫S+Vt+動名詞
⑬S+使役動詞+目的語+動詞の原形/現在分詞/過去分詞
⑭S+知覚動詞+目的語+動詞の原形/現在分詞/過去分詞
⑮S+Vt+O+O
⑯S+Vt+O+C
※Sは主語、Viは自動詞、Vtは他動詞、Oは目的語、Cは補語の略称です。
英単語は最強の暗記アプリとして知られるAnkiを用いて1週間で200語のペースで習得します(「なぜ英語学習にAnkiを取り入れるべきなのか」)。「1週間で200単語も覚えられるわけがない」と思われる方は多いかと思いますが、それは英単語を丸暗記しようとしているからです。
本講座では英単語はアニメのセリフを通して覚えます。イメージで覚えるのが1番記憶に残りやすいし、語感もつくからです。各セリフには必修英単語が含まれているので、本講座の受講者はアニメのキャラクターになったつもりでセリフを読み上げて、英単語を覚えます。例えば「重力」を意味するgravity。『システム英単語』では「zero _____ in space 宇宙の無重力状態」で覚えないといけませんが、本講座では鉄腕アトムのセリフを用いて覚えます。

動詞も丸暗記ではなくイメージで感覚的に覚えていきましょう。例えば、他動詞のfastenは「(ボタンなど)を留める」を意味しますが、英語版『日常』でこの動詞が出てきます。

『英単語ターゲット』と『速読英単語』には重要語のはずのfastenが収録されていません。『システム英単語』には例文もつけずに「fasten ~を固定する」とだけ説明しています。これでは丸暗記するしかないので非常に覚えにくいです。ほとんどの受験生が市販の英単語集を用いて英単語を覚えようとしますが、そのような非効率な勉強は直ちにやめましょう。
英文法習得
本講座では毎回、英文法項目を取り扱い6カ月で大学受験に必須の英文法項目をマスターします。英文法は動詞→名詞→冠詞→代名詞→形容詞→副詞→助動詞→接続詞→前置詞→文の種類→時制→疑問詞→受動態→不定詞→分詞→動名詞→関係詞→仮定法→時制の一致→比較→否定の順で習います。

英単語を丸暗記しても実際の英会話の場で使えないのと同じように、英文法も理屈だけ理解しても、実際の会話で使いこなすことはできません。本講座ではスピーキングやライティングでも使える実用的な英文法を習得するために、アニメの例文の朗読を通して英文法を習得します。例えば、仮定法で習う実現不可能な願望を表す【I wish+主語+動詞…】構文の動詞は過去形になりますが、理屈で覚えようとしてもすぐ忘れてしまいます。それよりも具体的な場面を思い浮かべながら英文を口に出しましょう。『魔女の宅急便』でトンボがキキのように空を飛べたらなあとつぶやく場面があります。トンボは魔法を使えないので実現不可能です。だからここで仮定法のI wish構文が用いられています。仮定法なのでI wish I can…ではなく、I wish I could…となっています。

英文法もイメージの力を借りると容易に習得できるようになります。トンボの I wish I could fly. というセリフをトンボになったつもりで3回声を出して読んでみてください。そして翌日に「空を飛べたらいいなあ」を英訳してみてください。I wish I could fly. とちゃんと言えますから。
カリキュラム
以下の順序で6カ月間(26週間)の授業を進行します。
英文法カード | ボキャブラリー | |||
4/3 | 動詞 | 自動詞 | 動詞208カード | |
4/10 | 動詞 | 自動詞+副詞 | 動詞177カード | |
4/17 | 動詞 | 自動詞+前置詞 | 動詞201カード | |
4/24 | 動詞 | 自動詞+副詞+前置詞 | 動詞71カード | |
— | 自動詞+補語 | 動詞41カード | ||
5/1 | 動詞 | 他動詞 | 動詞670カード | |
— | 再帰動詞 | 動詞20カード | ||
5/8 | 動詞 | 他動詞+目的語+副詞 | 動詞164カード | |
— | 他動詞+目的語+前置詞 | 動詞128カード | ||
— | 他動詞+目的語+副詞+前置詞 | 動詞13カード | ||
5/15 | 動詞 | 他動詞+to不定詞 | 動詞63カード | |
— | 他動詞+目的語+to不定詞 | 動詞30カード | ||
— | 他動詞+…ing | 動詞26カード | ||
5/22 | 動詞 | 使役動詞+目的語+原形不定詞 | 動詞63カード | |
— | 知覚動詞+目的語+原形不定詞 | 動詞19カード | ||
5/29 | 動詞 | 他動詞+目的語+目的語 | 動詞100カード | |
— | 他動詞+目的語+補語 | 動詞27カード | ||
6/5 | 名詞 | 可算名詞と不可算名詞、a piece ofなどの表現、2つの部分のある名詞、常に複数形の名詞、集合名詞、fishの用法、総称用法 | 56カード | 名詞261カード |
— | 冠詞 | 定冠詞、不定冠詞、無冠詞 | 78カード | — |
6/12 | 代名詞 | 人称代名詞、itの用法、所有代名詞、再帰代名詞、指示代名詞、不定代名詞 | 182カード | 名詞261カード |
6/19 | 形容詞 | 限定用法と叙述用法、形容詞+to do、形容詞+that節、数量形容詞、代名詞になる形容詞、形容詞+前置詞 | 258カード | なし |
— | 副詞 | 文法的に重要な副詞 | 131カード | — |
6/26 | 助動詞 | can, could, may, might, must, have to, ought to, used to, will, would, shall, should, dare | 195カード | 名詞230カード |
7/3 | 接続詞 | 等位接続詞、従位接続詞、時・原因/理由・目的/結果・条件・譲歩・様態・比例を表す接続詞 | 142カード | 名詞260カード |
7/10 | 前置詞 | 時・場所・原因/理由を表す前置詞など | 245カード | 名詞180カード |
7/17 | 文の種類 | There is構文、Here is構文、疑問文、修辞疑問、命令文、感嘆文、付加疑問 | 110カード | 名詞300カード |
7/24 | 時制 | 現在時制、過去時制、未来を表す表現、進行形、現在完了、過去完了、完了進行形 | 136カード | 名詞300カード |
7/31 | 疑問詞 | who, which, what, when, where, why, howの用法、I wonder | 192カード | 形容詞190カード |
受動態 | 第3文型・第4文型・第5文型・進行形・完了形・句動詞の受動態、受動態になるのが普通の動詞 | 154カード | 形容詞220カード | |
8/7 | 不定詞 | 不定詞の名詞用法・形容詞用法・副詞用法、独立不定詞、独立不定詞、be to構文 | 117カード | 形容詞270カード |
8/14 | 分詞 | 現在分詞、過去分詞、S+V+O+現在分詞、S+V+O+過去分詞、get+O+過去分詞、分詞構文、with+O+過去分詞 | 46カード | 形容詞338カード |
動名詞 | 主語・目的語となる動名詞、動名詞の受動態、動名詞の主語、動名詞を用いた慣用構文 | 42カード | — | |
8/21 | 関係詞 | 関係代名詞、関係副詞、複合関係代名詞、複合関係副詞 | 135カード | 副詞368カード |
8/28 | 仮定法 | 直接法、仮定法過去、仮定法過去完了、were to、I wish構文など | 82カード | イディオム100カード |
9/4 | 時制の一致 | 時制が一致する場合としない場合 | 29カード | イディオム300カード |
9/11 | 比較 | 原級、比較級、最上級、原級・比較級で最上級の意味を表す | 121カード | イディオム211カード |
9/18 | 否定 | 強い否定語、弱い否定語、否定語の慣用表現、否定で使いたくなる表現、部分否定、二重否定 | 125カード | イディオム211カード |
倒置 | 倒置の表現 | 13カード | — |
英語学習法の習得
ボキャブラリーと英文法は完璧に仕上げます。発音については、英文を読んでもらい、とくに発音の悪い箇所から逐次直していきます。例えばshe [ʃi:]とsee [si:]、walk [wɑːk]とwork [wəːk]、bag [bæg]とbug [bʌg]の区別はちゃんとついているでしょうか?
ボキャブラリーと英文法と発音は英語の要です。この3つができないまま英文を読んだり、聞こうとしても到底、内容を理解することはできません。ただし、英語は「慣れ」も重要なのでこの3つができたからといって即、英文をスラスラ読んだり、聞けるようにはなりません。そこで本講座では個々の受講生の能力と必要に一番適した教材を見つけて、リーディング・ライティング・スピーキング・リスニングの力のさらなる向上を図ります。
リーディングとライティング─英文丸暗記法
本講座はボキャブラリーと英文法の習得をメインとしていますが、英語力を向上させるのに最も効果が高いとされる英文丸暗記法のやり方についても学びます。英文丸暗記法は英語学者の故渡部昇一氏が『続・知的生活の方法』(講談社現代新書、1979年)で 「原文復元法」 という名で初めて紹介し、経済学者の野口悠紀雄氏が1995年に出版した『「超」勉強法』(講談社)で英語教科書を丸暗記するやり方をわかりやすく説明し、その実用性と有効性が広く知られるようになりました。野口氏は大学受験英語の対策は英語教科書を丸暗記するだけで十分と主張しています。
私は、学生時代を通じて、英語の勉強は少しも苦にならなかった。方法は全く簡単で、教科書を最初から丸暗記したのである。このために特別の努力はいらない。単語の意味をひととおり辞書で調べたのち、朗読する。その際、難しい文法のことは考えず、また暗記しようと特別の努力もしない。単語帳も作らない。ひたすら朗読するのである。
野口悠紀雄『「超」勉強法』講談社、1995年、48-49ページ
これまで述べてきたように、丸暗記法で勉強すると、教科書を対象とした学期末試験では非常によい点がとれる。また、英語をコミュニケーションの手段として実際に使う際にも役立つ。これは、多くの人が納得するだろう。では、入試は大丈夫か? … 私は、これに対して、「大丈夫だ」と答えたい。まず、入試で必要な単語は五千語程度といわれている。教科書をすべて覚えていれば、これらをカバーできる。熟語や構文についても、教科書にないようなものは、まず出題されない。…だから、高校三年間の教科書をすべて丸暗記すればよい。サイドリーダーを用いている場合には、これも暗記する。教科書より内容が豊かな場合が多い。できれば、興味がある本を自分で探して読もう。受験勉強のためには、「知的水準の高い」文章を読むのがよい。
野口悠紀雄『「超」勉強法』講談社、1995年、75-76ページ
その効果は絶大なのにもかかわらず、英文丸暗記法を実行している受験生はほとんどいません。渡部氏も野口氏も海外の大学で博士号をとるだけの頭脳の持ち主なので、彼らが行った事をそのまま普通の高校生がするのには無理があると感じられているのかもしれません。本講座では、最初から長文を丸暗記しようとせずに、暗記すべき箇所を空欄にして空欄の箇所を徐々に増やして英文を覚える「段階別虫食い式英文丸暗記法」のやり方を学びます。
スピーキング
英会話をマスターするために高いお金を出して英会話スクールに通う必要はありません。英会話はユーチューブで習得しましょう。ただし自分の英語力にあった動画を利用しないと、効率的に英会話力を伸ばすことができません。そこで本講座では受講生にあったユーチューブ動画がどれか見つけ、ユーチューブを使った英語学習法を指導します。私のお勧めはEnglish Speaking Courseですが、Sunshine English や Learn English with Jessica や Easy English も質の高い動画を作成しています。
リスニングとリーディング
英検2級、TOEIC700点以上を目指している人に一番お勧めのリスニング教材はBBCの6 Minute Englishです。大学受験生には少しレベルが高いですが、スクリプトを確認できるので音声確認をできるリーディング教材として最適です。

ニュース英語に興味のある方も多いかと思います。英字新聞を用いた英語学習法については、以下の記事を用いて指導します。

6ヵ月あれば難関大学に合格できるレベルのボキャブラリーと英文法力をつけるのは特に難しいことではありません。難しいと思うのであれば、それは効率的な英語学習のやり方がわかっていないからです。本講座の一番の目的は、効率的な英語学習法を習得することにあります。英語学習のやり方がよくわからないという方はぜひとも本講座を受けてください。