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【完全版】使役動詞let/make/have/getの使い分け

「人を動かしてある行為に向かわせる」ことを意味する動詞を使役動詞といいます。代表的な使役動詞はlet, make, have, getの4つです。letは元々したいことをするのを許すの、makeはしたくないことを無理にさせる、haveはしてもらうのが当たり前のことをしてもらう、getは説得してしてもらう、ことを意味します。

※『例文で英単語を4800語覚える』講座受講生を対象とした記事です。受講生は『表現のための実践ロイヤル英文法』の「12A 使役動詞 (pp.38-40)」も確認してください。

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目次

使役動詞とは何か?

使役と使役動詞

Aが原因となる行為をすることで、Bが何らかの行為をしたり、何らかの状態になるという結果が引き起こされることを「使役(しえき)」と言い、この意味を持つ動詞を「使役動詞」と呼びます。代表的な使役動詞はlet, make, haveの3つです。日本の大学受験用の英文法書はどれもが、使役動詞は「~させる」という意味の動詞であると説明しています。しかし、「使役動詞=誰かに何かさせる」と覚えると使役動詞をうまく使えなくなります。日本語の「させる」は強制的な意味合いを含みますが、英語の使役動詞は必ずしも強制的ではないからです。例えば、「私は広瀬すずを菅総理とデートさせた」という意味の I made Suzu Hirose go out with Prime Minister Suga. だと、嫌がるすずちゃんに無理やり総理とデートさせたという意味になりますが、Alice let Suzu go out with her boyfriend. だと、アリスはすずが彼氏とデートをするのを止めなかったという意味になり、アリスがすずに何かをさせたという感じではなくなります。「使役動詞」は英語ではcausative verbと訳されます。causativeは「~を引き起こす」という意味の動詞causeが形容詞になった形であり、Aの行為が起因してBがある行為をすればすべて使役となります。

使役動詞の形

高校の英語の授業で、使役動詞はlet, make, haveの3つ、もしくはこれにgetを加えて4つと習った人が多いと思いますが、実は使役動詞はもっとあります。「Oが~することを…する」(Oは「目的語(object)」の略です)という意味では通常、「動詞+O+to do」という形をとりますが、let, have, makeの場合、目的語の後に原形不定詞(注: 「to+動詞の原形」の形をとる不定詞をto不定詞、toがつかない動詞の原形のままの不定詞を原形不定詞と言います)がきます。この目的語の後に原形不定詞がくる形が特殊なので、英文法の授業ではlet, make, haveの学習が重視されます。しかし、使役動詞とは使役を意味する動詞すべてを指すのであって、「動詞+目的語+原形不定詞」の形をとる動詞のみを使役動詞として扱うべきという根拠はとくにありません。例えば、「let+目的語+原形不定詞」は「allow+目的語+to不定詞」に言い換えることができますが、letとallowのどちらも使役動詞です。

Kiko-sama let Mako-sama marry Kei Komuro.
Kiko-sama allowed Mako-sama to marry Kei Komuro.
紀子様は眞子様が小室圭さんと結婚するのを許した。


このように使役動詞の用法には目的語の後に原形不定詞が続く形とto不定詞が続く形の2種類があります。

使役用法の形
①主語+使役動詞+目的語+原形不定詞
②主語+使役動詞+目的語+to不定詞

どちらも第5文型です。第5文型では「主語+動詞+目的語+補語」(SVOC)の形をとります。第5文型の補語は形容詞と名詞になることが多いですが、使役動詞では原形不定詞もしくはto不定詞が補語になります。上の例文ではMako-samaが目的語、(to) marry Kei Komuroが補語です。第5文型での補語は目的語について説明するので、ここでは目的語(O)と補語(C)の間に「眞子様が小室圭さんと結婚する」という意味が成立しています。第5文型がよくわからない人は以下の記事をお読みください。

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また、第5文型での不定詞は名詞的用法であることにも注意してください。使役用法では不定詞が名詞の役割を果たすことで補語になります。不定詞の名詞的用法がよくわからない人は以下の記事をお読みください。

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以下、使役動詞を一つずつ詳しく見てきます。まずは「主語+使役動詞+目的語+原形不定詞」の形となるmake, let, haveの3つです。次がgetです。getは目的語の後に原形不定詞ではなくto不定詞が続くため、「getは文法的には使役動詞ではない」と解説されることが多いですが、使役を意味するのでgetも使役動詞に含まれます。getは補語にto不定詞だけでなく、現在分詞や過去分詞がくることがあるので注意が必要です。またhelpも使役動詞に含まれることがあります。私はhelpを使役動詞と考えていませんが、helpは目的語の後に原形不定詞とto不定詞のどちらでもかまわない特殊な動詞なのでhelpも取り上げます。最後に、allowやforceなどの「主語+使役動詞+目的語+to不定詞」の形をとる使役動詞もざっと見てみます。

「元々したいことをするのを許す」let

let+O+原形不定詞

「S+let+O+原形不定詞」で、「SはOがしたいことをするのを許す」という意味になります。SとOの間には上下関係があり、Oが自分のしたいことをするためにはSの許可が必要という状況が前提となっています。

Please, let me go with this.
「これで勘弁してください。」

アニメ『日常』で警察官に呼び止められたみおがなぜか土下座して千円で見逃してくれと言っています。「let+O+原形不定詞」はallow O to doもしくはpermit O to doと言い換えることができます。どちらも「Oが~するのを許す」という意味です。

Please, let me go with this.
=Please, allow me to go with this.
=Please, permit me to go with this.

letが「~させる」と訳されることはよくありますが、「させる」だとどうしても「Oの意に反することを強制的にやらせる」というニュアンスがでてきます。そうではなく、letは常に「Oがしたいことを自由にやらせる」という意味になります。使役動詞のletは「許可」と頭に入れておきましょう。以下、使役動詞letを使った例文をいくつか見てみます。

Doctor, let me go again.
「博士、ぼくにもう一度行かせてください。」

アトムがお茶の水博士に、再び自分が行くことを許してくれてと頼んでいます。

I won’t let them die!
「絶対に死なせるもんか。」

三葉は糸守町の人たちを助けようとしています。三葉が何もしないと糸守町の住民はみんな隕石が落ちて死んでしまいます。私はそんなことになるのを許さないという意味のletです。I let them die. (ここでのletは過去形)だと、自分が何もせずに彼らは死ぬという状況で、何もしなかったので彼らは死んでしまったという意味になります。

I’m sorry, but I can’t let you stay the night.
「申し訳ないが、あんたをここへ泊めるわけにはいかん。」

画像には出ていませんが、これは周作のセリフです。妻のすずに会いに来た哲に言っています。

You’ll let him die?

シンプソンズ家が飼っているの犬が病気にかかり手術をしないと死んでしまうという状況です。手術代を支払えないので手術を受けさせないという父のHomerにBartが「このままSanta’s Little Helperが死んでいくのを放置するの?」と尋ねています。

次は『魔女の宅急便』から。泊るところがなくて困っているキキにオソノがうちに泊まってもいいよと言う場面です。

Osono: “Why didn’t you tell me you have no place to stay? We have a spare room in the attic. You can use that.”
Kiki: You’d really let me stay with you?
「なーんだ、そうなら早く言えばいいのに。うちに空き部屋があるから使っていいよ。」「ホントですか? 奥さん!」
spare room=空き部屋; attic=屋根裏; stay with=~の家に滞在する

「ホントですか?」というセリフが「本当に一緒にいさせてくれるのですか?」という意味のセリフに変わっています。キキが望むことだからmakeではなくletが使われています。

同じくキキとオソノの会話です。電話を引こうとするキキにオソノはうちの電話を使っていいよと言います。

Since I’m expecting a baby I could use help. If you mind the store, once in a while, I’ll let you have the room and the phone.
「ねぇ この店の電話を使いなよ。お客がつくまでが大変なんだからさ。私こんなお腹だから、あんたが店番やってくれれば部屋代と電話代ナシってのでどう?」
since=because; expect a baby=子供を産む予定である; help=手伝う人; mind the store=店番をする; once in a while=sometimes

ここでも使役動詞はmakeではなくletが使われています。letだと「自由に使っていいよ」というニュアンスになります。間違って…make you have the room and the phone. とすると、嫌がるキキに無理やり部屋と電話を使わせるというおかしな意味になります。

次は『紅の豚』でポルコが女の子たちと金貨を奪った空賊を追いかけている場面です。ポルコが送ったモールス信号が空賊の一人に読み取られます。「豚から再び通信! “金貨ハ半分クレテヤル” “残リト人質ヲ オイテウセロ”」

He says, “hand over the girls and the gold, and I’ll let you keep some loot so you can repair your ship.”
hand over=~を手渡す; keep=~を保持する; loot=戦利品、略奪品; so=だから; repair=~を修理する

英語版ではかなり意訳されています。ポルコは、女の子たちと金をちゃんと返せ、略奪品の一部はお前らにあげるからそれで飛行艇を修理できるぜ、と言っています。ここで使役動詞がmakeではなくletでないことに注目してください。makeだとポルコが戦利品の一部を空賊らに無理やり持たせるという意味になってしまいます。そうではありません。空賊らは略奪品をすべて返してもいいけど、欲しけりゃ飛行艇の修理代分くらいの分は持って行っていいとポルコは言っています。だからmakeではなく、letが使われています。

「~しよう」のlet’s ~

let’sはlet usの短縮形です。let’sの後に動詞がくるのは「let us+原形不定詞」の形のためです。主語が省略されて「~しようよ」という勧誘を表します。次の例文ではサツキとメイのお父さんが「この木にお礼を言おう」と言っています。

So, let’s give this tree a nice greeting and go eat our lunch.
 「さあ、お礼を言って戻ろう。お弁当食べなきゃ。」
give A greeting=Aに心のこもった挨拶をする; go eatはgo to eatのtoが省略された形

Let’s~の否定形はLet’s not~で、「~するのはやめよう」「~しないようにしよう」という意味になります。

Let’s not worry.
「大丈夫だよ。」
worry=心配する、気をもむ

病院からの電報が届いて不安がるサツキに対して電話越しにお父さんが「不安になるのはやめよう」と言っています。

使役動詞letは受動態にすることができない

letを受動態にしてbe let to doと言うことはできません。「Sが~することを許される」という意味の文を作りたいときはletの代わりにbe allowed to dobe permitted to doと表現します。ちなみに後で述べるhaveとgetも受動態にならないので注意してください。

You’re not allowed to ride goats to school!
「ヤギなんか持ってきていいわけないでしょう!」
ride A to school=Aに乗って学校に行く; goat=ヤギ

アニメ『日常』で立花みさとが笹原幸治郎にキレている場面です。be allowed to doの否定形はbe not allowed to do (~するのを許されない)になります。ちなみに笹原が登下校に使う白ヤギの名前は笹原コジロウです。

「したくないことを無理にさせる」make

make+O+原形不定詞

「S+make+O+原形不定詞」で、「SはOがしたくないことを強制的にさせる」という意味になります。Oがすることは(Oと原形不定詞は主語と述語の関係になります)、letの場合はO自身がしたいことなのに対し、makeの場合はしたくないことです。My parents let me marry Horiemon. だと「両親は私がホリエモンと結婚するのを許してくれた」なのに対し、My parents made me marry Horiemon. だと「両親は私をホリエモンと無理やり結婚させた」という意味になります。SとOの間には上下関係があり、Oは自分がしたくないことをSの命令でせざるを得ないという状況が前提となっています。外的拘束がなければ自らするのがletで、外的拘束がなければしないことをさせるのがmakeです。

Don’t make me laugh.
「笑わせるな。」

ブラックジャックが「笑わせるな」と言っていますが、「make+O+原形不定詞」はforce O to doもしくはcompel O to doと言い換えることができます。どちらも「強制的にOに~させる」という意味になります。

Don’t make me laugh.
=Don’t force me to laugh.
=Don’t compel me to laugh.

使役動詞makeの「させる」は「強制的にさせる」という意味であることをしっかり頭に入れておきましょう。以下、使役動詞makeを使った例文をいくつか見てみます。

Ah! Sakamoto made Nano cry!
「あー阪本、なの泣ーかしたあー!」

にゃんこの阪本が人間型ロボットの東雲なのを泣かせています。

It’s the girl who made her dogs try to bite me!
「はかせに犬かませようとした人だ!」

かわいい女の子がはかせです。メガネのまいちゃんが犬に自分を嚙ませようとしたと怒っています。このセリフは「It is ~ who …」の強調構文である事にも注意。

次は『ハウルの動く城』から。ハウルに頼まれ、年老いたソフィーは宮殿のパーティーに出席しますが、ハウルもこっそりパーティーに参加します。「なによ!ハウルが来るなら私が来ることなかったのよ!」と怒るソフィーに、「ソフィーがいると思うから行けたんだ。」とハウルは返答します。ソフィーはハウルに言われて嫌々ながら宮殿に来たので使役動詞makeが用いられています。

Sophie: “Why did you make me come here if you were coming yourself?”
Howl: “Knowing you’d be there gave the courage to show up.”
come yourself=あなた自身が来る; courage=勇気; show up=現れる

「S+make+O+原形不定詞」の主語には人以外がくることがあります。いわゆる「無生物主語の構文」ですが、原因・理由・手段などを示す無生物を主語にして、それが人を「~させる」という意味になります。日本語にはない表現なので直訳すると日本語が不自然になります。そこで「SがOに~させる」は「Sが原因でOは~する」「SのためOは~する」と意訳されますが、英文を読む際はいちいち日本語に訳する必要はないので直読直解して何の問題もありません。『この世界の片隅で』で無生物が主語の使役動詞makeが出てきます。

Suzu, stress will only make you lose more hair.
「のー、すずさん。気にしよったらはげはよけーにひどうなるで。」

すずはストレスから十円はげができてしまいます。夫の周作がstressを主語にして「ストレスがあると抜け毛が増えるだけだ」と言っています。

make+O+過去分詞

「S+make+O+原形不定詞」のOと原形不定詞の間には主語と述語の関係がありますが、この関係が「~される」という受身だと「S+make+O+過去分詞」の形になります。この構文でよく使われるフレーズがmake oneself heard (自分の話を聞いてもらう), make+O+known (Oを知らせる、公表する), make oneself understood (自分の言うことを理解してもらう)の3つです。Oがmyselfだと「自分を~させる」という意味になります。

Everyone was shouting all at once, so I could barely make myself heard at the meeting.
みんなが一斉に叫んでいたので、会議では自分の声を伝えることがほとんどできなかった。

I wouldn’t make this secret known to anyone else, if I were you.
私があなたなら、この秘密を他の人に知られないようにします。

I couldn’t make myself understood in English on my first trip to the United States.
初めてのアメリカ旅行では、英語で自分の意思を伝えることができなかった。

使役動詞makeの受動態

letとは異なり、「make+O+原形不定詞」は受動態にすることができます。ただし受動態にすると原形不定詞がto不定詞になり「be made+to不定詞」となります。能動態の主語を受動態で表したいときは文末に「by+動作主」を付け加えますが、受動態の文ではby以下を省略することが多いです。

The hospital made me take a test, which was supposed to determine if I have syphilis.
➡I was made to take a test, which was supposed to determine if I have syphilis.
梅毒に感染しているかどうかの検査を受けさせられた。

Employees are often made to take responsibility for the company’s poor performance.
従業員は、会社の業績悪化の責任を負わされることが多い。

「してもらうのが当たり前のことをしてもらう」have

「使役」とはSが原因となる行為をすることで、Oが何らかの行為をすることであり、その原因となる行為には容認(let)と強制(make)があることをすでに説明しましたが、使役動詞のhaveではOに指示することで特定の行為をやってもらいます。

My father let me do ballet when I was a kid.
子供の頃、父はバレエをやらせてくれた。
My father made me do ballet when I was a kid.
子供の頃、父にバレエをやらされていました。
My father had me do ballet when I was a kid.
子供の頃、父にバレエをやらされていました。

翻訳ソフトで上の3つの英文を訳させたら、makeとhaveを使った英文の和訳が同じになりました。使役動詞のhaveとletの違いは明確ですが、このようにmakeとhaveの違いは日本語で理解しようとするとわかりにくくなります。ここでの違いはS側よりもO側にあります。いずれもSが何らかの行為を行うことでOはバレエをしますが、O自身がバレエをやりたがっていたらlet、Oがバレエをやりたくなかったらmake、Oがバレエをやりたかったかどうかに焦点を置かない場合はhaveを用います。子供が親の言いつけを守る場合、嫌々ながらそうする時もあるでしょう。その場合はその嫌々という気持ちを表したいときはhaveをmakeに言い換えることができます。でも親に言われたことを素直に従う場合も多いです。その場合はhaveをmakeに置き換えることができません。以下、使役動詞haveの用法を詳しく見てみます。

have+O+原形不定詞

使役動詞のhaveは「S+have+O+動詞の原形」の形で「SがOに当然してもらえると考えていることをOに~してもらう」という意味になります。立場上してもらって当たり前のことに対してhaveを用いますが、客観的な事実である必要はありません。Oは当たり前のことと思っていなくてもSがそう思えば使役動詞のhaveを使えます。例えば、上司が部下に指示を与えり、親が子どもにお使いをするよう言いつけたり、客が店員に何かをしてもらう場合、上下関係からSはOが当然やってくれると期待してOに頼みますが、もしかしたらOの方は「めんどくせー」、「やりたくねえよー」、「いつも指図するんじゃねえよ」と思っているかもしれません。たとえそうであったとしても、使役動詞haveを使えます。また、SとOに上下関係がなくても使役動詞haveを使えます。要はOにやってもらえると期待できるかどうかが大事なのであって、部下が上司に、子供が親に、店員が客に何かをしてもらうこともありうるでしょう。こう考えると、使役動詞のhaveには「指示」、「依頼」、「強制」の3つの意味があることがわかります。

①指示する 「~させる」

使役動詞haveの基本の意味は「指示」です。この意味では「have+O+原形不定詞」は「instruct+O+to do」に言い換えることができます。SとOの上下関係が前提となっています。

The teacher had the students write the answers on the blackboard.
=The teacher instructed the students to write the answers on the blackboard.
先生は生徒たちに黒板に答えを書かせた。

先生が生徒に指示しています。

My mother had me play the piano in front of the guests.
母は客の前で私にピアノを弾かせた。

母が子どもに指示しています。

The boss had his secretary make copies of the report.
上司は秘書に報告書のコピーをとらせた。

上司が部下に指示しています。

『ハウルの動く城』で、ソフィーが魔女のサリマンに犬について尋ねると、「ヒンのこと?私の使い犬。あなたを案内させました。」と返答します。

His name is Heen. He’s my errand dog. I had him escort you here.
errand=使い走り; escort=~をエスコートする

このhaveは「指示」を意味します。ワンコはご主人様の命令を従順に従うのでmakeではなくhaveを使うのが妥当です。

②依頼する 「~してもらう」

「これやってね」と「指示」している状況以外に、「これやってくれる?」と言って頼む場合にも、相手は頼みを聞いてくれると期待できる場合は使役動詞haveを使うことができます。この「依頼」の意味だと「~してもらう」と訳すとよいです。ただし、「指示」と「依頼」のどちらか判断できない場合もあります。これは使役動詞のhaveがこの区別に無頓着なだけなので、どちらかわからなくても特に問題ありません。

I will have my assistant check my calendar and get back to you with the exact time.
アシスタントにカレンダーを確認してもらって、正確な時間をご連絡します。

ここでは「依頼」と理解しましたが、「指示」なのかもしれません。「指示」だと「アシスタントにカレンダーを確認させて」という訳になります。

I had my mother wash my hair in the sink.
母に台所の流しで髪を洗ってもらった。

子どもが親に髪を洗えと「指示」することは考えにくいので、「依頼」と理解して問題ないでしょう。

Did you have the electrician repair the TV?
テレビの修理は、電気屋さんにお願いしたの?

業者に頼めば普通はそれに応じるので使役動詞のhaveを使えます。普通は「依頼」と理解しますが、態度の悪い客だと、「これ直しておいとけよ」という感じで「指示」することもあるでしょう。

I had Astro come all the way from Japan in order to protect us.
「我々を守ってもらうた目的でわざわざアトムに日本から来てもらったんだ。」
come all the way from A=はるばるAからやってくる; in order to=~するために; protect=~を守る

「来てもらったんだ」がhad Astro come…と英訳されています。「アトム」は英語版ではAstroという名前に変わっています。

I’m having Mio focus on something else.
「ああ、澪にはほかの事やってもらってる。」
focus on A=Aに焦点を合わせる、心を注ぐ; something else=何か他の事

アニメ『けいおん!』での場面です。「やってもらっている」という依頼が使役動詞haveで表現されています。ちなみにこれは日本語の原文があるから「依頼」のhaveとわかるのであって、英文だけだと「指示」と「依頼」のどちらかわかりません。

Hakase. Could I have you carry this cake to the other room?
「はかせ、このケーキ持って行ってもらっていいですか?」
carry A to B=AをBに運ぶ

アニメ『日常』での場面です。疑問文なので日本語の原文がなくてもこのhaveは「指示」ではなくて「依頼」であることを推測できます。

③強制する 「~させる」

SはOが当然してくれるものと考えて「指示・依頼」したことであっても、拒否できない関係の場合、Oは強制的にやらされると感じるでしょう。この場合、使役動詞makeとの違いはほとんどなくなります。

I’ll have you hand over the old man.
「じじいを渡してもらおうか。」

アニメ『NARUTO』で桃地再不斬(ももちざぶざ)が「渡してもらおうか」と言っていますが、これは「依頼」の形をした「強制」です。言われた方は渡すのが当然と思っていませんが、ざぶざの方は自分の言うことを聞かないやつは斬るので相手が自分の言うことを聞くのは当然と思っています。だから使役動詞のhaveが使われています。

have+O+現在分詞

使役動詞のhaveは、目的語の後が常に原形不定詞のletと異なり、目的語の後に現在分詞や過去分詞がくることあります。「have+O+原形不定詞」と「have+O+現在分詞」は意味がほとんど変わりません。-ing形の現在分詞だと連続した動作が意識される程度のちがいです。

The boss had us working late again this week.
今週も上司の命令で残業した。

直訳調だと「上司は今週も私たちを残業させた。」となりますが、workingをworkにしても意味は変わりません。

If you have Mio teaching you, you’ll pass for sure!
「みおに教えてもらえば、確実に合格点取れるぞ!」
pass=試験に合格する; for sure=確実に

If you have Mio teach you…の方が言い回しとしては自然です。

have+O+過去分詞

使役 「~させる」、「~してもらう」

使役動詞のhaveは目的語の後に過去分詞がくることがあります。現在分詞がくる形はあまり目にしませんが、「have+O+過去分詞」はよく出てくるのでしっかり習得する必要があります。「have+O+過去分詞」は「使役」以外にも「受動」「完了」の意味になることがあるので注意が必要です。

「have+O+原形不定詞」と「have+O+現在分詞」ではOに人がくることが多いですが、Oがモノの場合は「have+O+過去分詞」の形になります。

My mother had his son clean his room.
母は息子に自分の部屋の掃除をさせた。
My mother had his room cleaned.
母は彼の部屋を掃除させた。

後の文で誰に掃除をさせたのか明確にしたいときは
My mother had his room cleaned by his son.
とします。ただしby以下は省略されることが多いです。

「have+O+過去分詞」は頼んで何かをしてもらう時によく使われます。

Suzu Hirose had her hair cut last Sunday.
広瀬すずは先週の日曜日に髪を切ってもらった。
※「髪を切る」という意味のcutはcut-cut-cutと語形変化します。ここでのcutは過去分詞です。

My washing machine is broken. I need to have it repaired.
洗濯機が壊れたのでそれを修理してもらう必要がある。

Just one sec. I’ll have it copied in a flash!
「ちょっと待っててね。超マッハで写しちゃうから。」
one sec=one second=1秒; in a flash=very quickly

ゆっこはみおちゃんから借りたノートをすぐにコピーすると言っています。このhave it copiedは「みおちゃんのノートをコピーさせる」という意味だから「使役」というのがわかります。

受動 「~される」

「~させる」ではなく、「~される」という意味だと、「使役」ではなく「受動」を表します。

Suzu-chan had her purse stolen while she was on the bus.
すずちゃんはバスに乗っている時にハンドバックを盗まれた。

自分のハンドバックを盗んでもらうバカはいませんから、have her purse stolenは「使役」ではなく「受動」の意味ということがわかります。

But I wouldn’t want to have my head taken away.
「でも自分の首を取られたら僕だっていやだ。」
take A away=Aを取り上げる、取り除く

『鉄腕アトム』にドムドムという頭のないロボットが登場します。自分の頭を探して次々とほかのロボットの頭を取り上げ、最後には爆発して木っ端みじんになってしまうという悲しいエピソードに登場しますが、have my head taken awayを使役の意味でとると、「自分の首を(自分からお願いして)とりあげてもらう」という違う意味になってしまいます。「自分の首を取られる」だからここでは受動の意味になっています。

完了 「ちょうど~したところだ」、「すでに~した」

「have+O+過去分詞」は「ちょうど~したところだ」もしくは「すでに~した」という意味で「完了」を表すことがあります。『実践ロイヤル英文法』には次の例文が載っています。

I have my password written down, so it won’t matter if I forget it.
パスワードを書き留めてあるので、忘れてもかまわない。
write A down=Aを書き留める; matter=重要である; if=たとえ~でも

「説得してしてもらう」get

get+O+to不定詞

「get+O+to不定詞」の形で「説得などをしてOに~させる」という意味の使役を表します。let, make, haveとは異なり、目的語の後は原形不定詞ではなく、to不定詞が続きます。意味はhaveとほぼ同じですが、多少ニュアンスが異なります。第1にgetはhaveより口語的です。インフォーマルな場面ではhaveよりもgetを使うことが多いです。第2に、getはhaveよりも立場上してもらうことが当然というニュアンスが弱く、相手を説得やお願いをして何かをしてもらうときによく使われます。その分、getは強制の意味合いが弱いので、表現を柔らかくするためにもよく用いられます。

Get and have are almost completely synonymous in causative constructions, but there is a subtle difference in their meaning. While both mean “to instruct or compel,” get often implies convincing or persuading the person, especially in the face of uncertainty.
getとhaveは使役構文ではほぼ同義語ですが、その意味には微妙な違いがあります。どちらも「指示したり強制したりする」という意味ですが、getは特に相手がどのような反応するかわからない状況で、相手を納得させる、説得するという意味合いを持つことが多いです。

https://www.thefreedictionary.com/Causative-Verbs.htm#:~:text=Get%20and%20have%20are%20almost,in%20the%20face%20of%20uncertainty.

上のサイトで以下の例文を載せてhaveとgetのニュアンスの違いを説明しています。

A. My mother had me sing in front of the guests.
B. My mother got me to sing in front of the guests.
母は私にゲストの前で歌わせた。

Aでは母が私にゲストの前で歌うように「指示」し、Bでは母は歌うように「説得」しています。Aでは私の意向は気にも止めず「これやって」と言っている状況、Bでは私は気が進まない状況で「歌って、お願い」と懇願している状況がイメージされます。

A. John had us walk the whole way.
B. John got us to walk the whole way.
ジョンは私たちをずっと歩かせた。

Aではジョンがもう歩きたくないという私を無理やり歩かせ、Bではもう歩きたくないという私をなだめてどうにか歩かせたという状況がイメージできます。

ただしこの意味の違いはニュアンス程度の差です。使役動詞のhaveがpersuade+O+to doやconvince+O+doの意味で使われることもあれば、getがforce+O+to doの意味で使われることもあります。使役動詞getを使った例文を詳しく見てみます。以下の例では、妻がパートナーの夫に、生徒が先生に無理やり何かをさせることは通常ありえないので、getが「強制」ではなく「説得」の意味ということを文脈から容易に推測できます。

My husband hates housework; I can’t get him to wash the dishes.
私の夫は家事が嫌いで、食器を洗ってもらうこともできません。

The students got the teacher to dismiss class early.
生徒たちは、先生に授業を早く切り上げてもらった。

次の文ではgetが「説得」よりも「強制」に近い意味である可能性が高いです。最初の文は命令文であること、次の文は自分がいやなことをさせられているからです。

Get her to clean the room at once!
彼女にすぐに部屋を掃除させなさい。

I hate eating raw fish, but my boyfriend got me to try it at a Japanese restaurant.
私は生魚を食べるのが苦手なのですが、彼氏に和食屋で食べさせられました。

しかし、詳しい文脈がわからないとどちらの意味にもとれることがよくあります。例えば次の例文。

I got the waitress to bring us some menus.

「店員さんにメニューを持ってきてもらった。」と訳せますが、もっとぶっきらぼうに「店員にメニューを持ってこさせた」という意味なのかもしれません。

またgetは目的語が人でない場合にもよく使われます。

I can’t get the engine to start.
エンジンがかからない。

Can you get this cork to come out of the bottle?
このコルクをボトルから出すことができますか?

「get+O+to不定詞」に慣れるためにアニメ例文も見てみます。

『天空の城ラピュタ』に「get+O+to do」構文が出てきます。パズーがドーラに「ぼくを仲間に入れてくれないか?シータを助けたいんだ。」と言うと、ドーラは「その方が娘がいうこときくかもしれないね 」とつぶやきます。

Pazu: But let me come with you! I need to save her!
Dora: Hmm. Guess you’ll be useful in getting Sheeta to cooperate.”
save=~を助ける; guess=~を推測する; be useful in …ing=~するのに役に立つ; cooperate=協力する

I guessのIが省略されています。パズーがいると、シータに協力するよう説得するのが楽になるのでここで「get+O+to do」構文が使われています。

次はアニメ『日常』から。

Can I get you to help me, then?
「じゃあお願いしようかな?」

はかせが自分がやりたいと駄々をこねている場面で、なのが彼女をなだめるために、「じゃあ、あなたに手伝ってもらおうかな?」と言っています。

次は『魔女の宅急便』から。

女の子─Hey, who’s your friend?
「ねぇ あの子 だあれ?」
トンボ─That’s Kiki. I’ll get her to come over.
「魔女のキキって言うんだ。キキー! 一緒に行かない?」

キキに「一緒に行かない?」と言う場面が、車に乗っている友達に「彼女に来てもらう」という意味のセリフに変わっていますね。

get+O+現在分詞

haveと同じようにgetも目的語の後に現在分詞や過去分詞がくることがあります。「get+O+現在分詞」は「get+O+to do」とほとんど意味が変わりません。現在分詞が続くと連続した動作が意識される程度のちがいです。

I got him mopping the floor.
彼に床のモップがけをしてもらった。

Her death got me thinking about my own life choices.
彼女の死は私に自分の人生の選択について考えさせた。
→彼女の死をきっかけに、私は自分の人生の選択について考えた。

get+O+過去分詞

使役 「~させる」、「~してもらう」

getもhaveと同じように目的語の後に過去分詞が来ることがあります。この形では目的語はモノがくることが多いです。この「get+O+過去分詞」の形ではこれまたhaveと同じように「使役」以外にも「受動」「完了」の意味になることがあります。getの方がhaveよりも口語的です。まずは「使役」の意味になる例文から見てみます。

I will get my car repaired tomorrow.
明日、車を修理してもらいます。

Could you get this package mailed for me?
この小包を郵送してもらえませんか?

次はアニメ『ザ・シンプソンズ』から。「バーンズさん、私を酔わせようとしているの?」と訳せますが、目的語に人が来ているので訳には注意です。Are you trying to get me drink? だと「私に酒を飲ませようとしているのですか?」という意味になります。

Mr. Burns, are you trying to get me drunk?

受動 「~される」

「~させる」ではなく、「~される」という意味だと、「使役」ではなく「受動」を表しています。「get+O+過去分詞」はとくに偶発的な事故や意図しない出来事で自分の所有物や身体の一部が「~される」という意味でよく用いられます。

He got his bag caught in the train doors as they were closing.
電車のドアが閉まるときに、彼のカバンをドアに挟まれた。

He got his leg blown off by a landmine while looking for missing American soldiers.
行方不明の米兵を探しているとき、彼は地雷で足を吹き飛ばされた。
blow A off=Aを吹き飛ばす; landmine=地雷; missing=行方不明の; soldier=兵士

『ドラゴンボール』にも、豚のウーロンが変身して町の人たちを怖がらせるエピソードで「get+O+過去分詞」の文が出てきます。get oneself killedは「殺される」という意味になります。

Johnny! Do you want to get yourself killed?

完了 「ちょうど~したところだ」、「すでに~した」

「get+O+過去分詞」は「ちょうど~したところだ」もしくは「すでに~した」という意味で「完了」を表すことがあります。

Suzu-chan couldn’t get her homework done by the deadline.
すずちゃんは宿題を期限までに終わらせることができなかった。

「動詞+目的語+to不定詞」の形の使役動詞

使役動詞はlet, make, haveの3つと学校で習った人は多いでしょうが、これらは目的語の後に原形不定詞がくるため特別に習うだけであって、getのように目的語の後にto不定詞がくる使役動詞は数多くあります。以下、「動詞+目的語+to不定詞」の形をとる使役動詞を見てみますが、最初によく使役動詞と間違えられるhelpを見てみます。

helpは使役動詞なのか?

helpは「help+O+to不定詞」もしくは「help+O+原形不定詞」の形で「Oが~するのを手伝う」を意味します。

He helped me to escape the prison.
=He helped me escape the prison.
彼は、私が刑務所を脱出するのを手助けした。

元々は目的語の後はto不定詞でしたが、簡略化されて前置詞toが省略されるようになっています。今ではtoなしが普通なので、目的語が長くない限りは「help+O+原形不定詞」で表現しましょう。「口語ではtoなしだが、ライティングではtoをつける」と解説している人もいますが、ライティングでもtoをつけなくてかまいません。

ところでhelpは使役動詞なのでしょうか? 「人を動かしてある行為に向かわせる」のが使役です。しかし、helpは自らある行為をしている人を手助けしているだけであって、「手助けして~させる」わけでもないので、helpは使役動詞と呼べないと私は思います。

「help+O+原形不定詞」は『魔女の宅急便』に出てきます。ジジがキキに「ジェフという名前の犬が、自分が逃げるのを助けてくれた」と言っています。日本語版ではなぜか犬なのにヒトと言っています。

My friend, Jeff, helped me escape.
「あのヒトが助けてくれたんだよ。」

では「動詞+目的語+to不定詞」の形をとる使役動詞を見てみます。

allow, permit 「Oが~するのを許す」

「let+O+原形不定詞」は「allow+O+to do」、「permit+O+to do」に言い換えることができます。

ナルトの「殴らせてもらうってばよ!」というセリフが、Allow me to punch you! と英訳されています。

My parents don’t permit me to go on a trip alone.
両親は私が一人で旅行に行くことを許してくれない。

compel, force 「強制してOに~させる」

「make+O+原形不定詞」は「compel+O+to do」、「force+O+to do」に言い換えることができます。

The defeat compelled Iraq to withdraw from Kuwait and accept the Security Council resolutions.
この敗戦により、イラクはクウェートから撤退し、安保理決議を受け入れざるを得なくなった。

つまみぐいをしたはかせが「ちがうもん! だって坂本が食べろって言ったから!」とウソついています。

It’s not my fault! Sakamoto forced me to eat them!
fault=(過失の)責任、落ち度

cause 「Oに~させる」

causeはヒト以外が主語になり、「Aが原因で~させる」、「Aが~を引き起こす」という意味になります。

The heart attack caused her to suffer major brain damage.
心臓発作で彼女は脳に大きな損傷を受けた。

oblige, require 「Oに~することを義務づける」

「oblige+O+to do」と「require+O+to do」は「compel+O+to do」、「force+O+to do」に意味が似ていますが、どちらも「Oに~する義務を負わせる」という意味になります。

Students are required to wear their school uniform.
生徒は制服の着用が義務付けられています。

The government is obliging all citizens to carry identification at all times.
政府はすべての国民に常に身分証明書を携帯することを義務付けている。

instruct 「Oに~するよう指示する」

「have+O+原形不定詞」の多くは「instruct+O+to do」に言い換えることができます。

My teacher instructed me to come early for practice. 
先生は私に練習するために早く来るように指示した。

convince, persuade 「Oに~するよう説得する」

「get+O+to do」の多くは「convince+O+to do」もしくは「persuade+O+to do」に置き換えることができます。

Her manager convinced Suzu Hirose to break up with me.
広瀬すずのマネージャーは私と別れるように彼女を説得した。

I was persuaded to break up with Suzu.
説得されて、すずと別れた。

drive, encourage, inspire, lead, motivate 「Oに~する気にさせる」

drive, encourage, inspire, lead, motivateは多少のニュアンスの違いはありますが、どれもヒトが主語の時は「駆り立てて~をさせる」、モノが主語の時は「Sが誘因となってOに~する気にさせる」という意味になります。

The desire to set a good example for my kids drove me to complete my college degree.
子供たちに良い手本を示したいという思いから、大学の学位を取得した。

My wife encouraged me to quit my job and try comedy for one year.
妻の勧めもあり、仕事を辞めて1年間お笑いをやってみようということになった。

The story inspired me to learn piano.
その話を聞いて、私はピアノを習い始めました。

The data lead us to believe that our experiment was a failure.
このデータを見て、私たちの実験は失敗だったと思った。

I can’t get motivated to find motivation.
「そのやるまでのやる気が出ないんだよー。」
get motivated=やる気になる; motivation=動機、やる気

enable 「Oが~できるようにする」

「enable+O+to do」はモノが主語になって「Aが~することを可能にする」という意味になります。

The inheritance enabled me to travel across Europe for the summer.
遺産のおかげで私は夏の間ヨーロッパを旅行することができた。

「動詞+目的語+現在分詞」の形の使役動詞

keep 「Oを続けて~させる」

目的語の後に不定詞ではなく現在分詞が続く使役動詞が1つだけあります。keepです。「~を取っておく」という意味のkeepは目的語の後に現在分詞が続くと、「Oを続けて~させる」という意味になります。

I can’t believe you kept me waiting for over an hour!
1時間以上も待たされたなんて信じられない!

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