英単語

『となりのトトロ』の英語│ 覚えておきたい31の英単語

前回、『となりのトトロ』の英語版について紹介しました。

今回は『となりのトトロ』英語版に出てくる大学入試英語問題にも出てきそうな重要英単語をピックアップ(注: 日本語の「ピックアップ」は和製英語です。「~を取り出す、抽出する」の意味なのはpick upではなくてpick outです)してみました。

名詞

acorn どんぐり

「どんぐり」をacornと言います。発音は[eɪkɔːn]。母音から始まるので不定冠詞はaではなくanになります。

archeology 考古学

「もしもし、考古学教室ですか?」の英訳です。「考古学」はarchaeologyですがこれはイギリス英語です。アメリカではarcheologyとなります。発音は同じです。departmentは大学の「学部」を意味します。archeology departmentだと「考古学部」です。英語のセリフは「もしもし、考古学部の父と話をしたいのですが。」という意味になっています。

haunted house お化け屋敷

「お母さん、お化け屋敷好き?」  「お化け屋敷」は英語でhaunted houseと言います。hauntedは「幽霊のよく出る」という意味の形容詞です。

lunchtime 昼食の時間、ランチタイム

「お父さん、お弁当まだ?」 「弁当箱」はlunchboxと言いますが、ここでの「お弁当」は「お弁当を食べる時間」という意味なのでlunctimeという英訳が当てられています。

neighbor 隣人、近所の人

「おうちの方どなたかいらっしゃいませんか?」 が、Hello there. Are your parents around? We’re your new neighbors. と英訳されています。英語セリフを和訳すると、「こんにちは。ご両親はいらっしゃいますか。私たちはあなたの新しい隣人です。 」という意味になります。「近所、近隣」を英語でneighborhood、「近所の人、隣人」はneighborと言います。aroundは前置詞ではなくて副詞です。「近くに、そばに」という意味です。

proper greeting きちんとした挨拶

「さあ、まだ挨拶に行っていなかったね。」が「森の精霊にちゃんと挨拶をしよう。」という意味に英訳されています。Let’s ~は「~しよう」、giveは第4文型で「AにBを与える」、forestは「森」、spiritはここでは「精霊」という意味に捉えましたが、霊魂も幽霊も妖精もお化けもspiritに含まれます。properは「適切な」という意味の形容詞です。greetingは「挨拶」。

squirrel リス

リスはsquirrelと言います。家にどんぐりが落ちているので、お父さんがもしかしたらリスがいるのかもと前のセリフで言っています。

stairs 階段

「メイ、あったよー。」。階段を見つけたサツキ。stairは階段の1つ1つの「段」。階段には必ず「段」が複数あるのでstairsと言います。

telegram 電報

「草壁さーん、電報でーす!」 「電報」はtelegramです。

動詞

be headed 向かう

「おそろいでお出かけかーい?」の英訳です。草壁一家ということでKusakabeにsがついています。Where are you headed? は「どこに向かっていますか?」という意味です。「七国山病院に向かっています」という返事であれば、We’re headed for Shichkokuyama Hospital. になります。forではなくtoでもかまいません。

be worried that… ~のことを心配する

「心配してたの。お母さんが嫌いだと困るなあって。」 何が嫌いかと言うとお化けが出る家です。come homeは「家に戻る」。メイは新しく住んでいる家にお化けが出るとお母さんが帰ってこないんじゃないか心配していたわけです。

burn 焦げる

「焦げてる!」「待って。」  「今行くわ。」(I’m coming.)という文句が追加されています。Just a minute. は「ちょっと待って。」魚はいま現在焦げているので現在進行形の文になっています。

collapse 崩れる、崩壊する

「壊れる~!」「壊れる~!」 サツキとメイは新しく住む家の柱が腐っているのを見てIt’s collapsing! と叫んでいます。collapseは「(建物などが)壊れる」という意味です。

disappear 消える、見えなくなる

「穴が消えちゃったんだって。」 ここでのsheはメイの事です。

fetch  ~を行ってとってくる[連れてくる]

「さあーさ、掃除しよ。川で水くんできておくんな。」 英語セリフを直訳すると、 「仕事にとりかかろう。ポンプの水を取りに行ってくれるのは誰だい?」。fetchは英英辞典ではgo and get something or somebody and bring them backと説明されています。イギリスではよく使われますが、アメリカではそんなには使われません。「考古学」のスペルもarcheologyではなくてarchaeologyだったし、『となりのトトロ』の英語版はイギリス英語っぽい箇所がいくつか見られます。

leave ~を置いたままにする

「お父さん、傘持って行かなかったね。」 leaveを「~を置き忘れる」という意味で覚えている人が多いでしょうが、意図的に置いておくのもleaveです。

mean ~を意味する

「まっくろくろすけ? 絵本に出てた?」が What do you mean, ‘gremlin’? Like the ones in my book?」と訳されています。お父さんは「まっくろくろすけ」のことをsoot gremlinと言っているので、サツキは「gremlinとはどういう意味なの?」は尋ねています。What do you mean? は定番の表現で、「それってどういう意味ですか?」、「それはどういうこと?」と言いたいときに使います。

oversleep 寝坊する

「すまん、また寝過ごした。」「今日からわたしお弁当よ。」 「寝過ごす」という意味のoversleepの過去形と過去分詞形はoversleptです。「わたしお弁当よ」をI am a lunchboxと訳してはもちろんいけません。英語版では「今日はお弁当を学校に持って行かないといけないの」という意味になっています。

quit …ing ~することをやめる

「ほんとだもん! ほんとにトトロいたんだもん!」 quit …ingはstop …ingと同義です。ただしquitの場合はよくないこと、不快なことをやめてという時に使います。stopは何にでも使えます。

skip ~をサボる、休む

「クラブ休むって言って。」 skipはやるべきこと、やる予定だったことをやらない場合に使います。

sprout 芽を出す

「あした、芽出るかな?」 ここでのtheyはどんぐりの事です。

upset ~を動揺させる、うろたえさせる

「子供たち、きっと心配してるわね。かわいそうなことしちゃった。」が上のように訳されています。英語セリフを和訳すると、「女の子たちをあんまり動揺させてなかったらいいけど。もう十分に悲しませたんだし。 」 causeは第4文型で「AにB(面倒など)をかける」。griefはsadness(悲しみ)の強調形です。「嘆き」や「悲痛」という意味で覚えている人も多いでしょうが、sadnessを強めた感じと覚えれば十分です。

形容詞

alike よく似て

「あなたは母さん似だから。」 a lotは「とてもよく」といった意味になります。後の形容詞を修飾した副詞です。alikeはvery similar、つまり「とても似て」という意味です。

creepy 気味悪い、ゾッとする

「ああ~、ぼろ!」が英語版ではなぜか「ああ~、気味悪い」という意味のセリフに変わっています。creepyの語感を得たい人は是非ともグーグルで画像検索してみください。気味悪いですから。

creepyを画像検索

haunted 幽霊のよく出る

「お化け屋敷みたい。」「お化け~?」の訳です。hauntedは「幽霊のよく出る」という意味。look likeは「~のように見える」という意味ですが、likeが接続詞的に使われてその後が「S+V…」の文がくることがよくあります。

mean 意地悪な

「行こうよ。」「お姉ちゃんのバカ。」 meanは動詞では「~を意味する」を意味しますが、形容詞では「不親切」なという意味のunkindを強めた意味で使われます。日本語では、「不親切な」、「意地悪な」、「卑怯な」と文脈によりいろんな訳し方があります。

rotten 腐った

「腐ってる。」

scared おびえた、怖がって

「メイ、こわくないもん。」  

副詞

everywhere どこでも、至る所に

「トトロ! トトロ。メイが迷子になっちゃったの。捜したけど見つからないの!」 be lostは「迷子になる」、look for Aは「Aを探す」。look everywhere for Aで「あちこち探しまわる」という意味になります。

exactly =precisely or just

「私の子供の頃とそっくり。」 exactlyはweblio辞書には「正確に、厳密に、きっかり、ぴったり、まさに、ちょうど、まったく(そうです)、そのとおり」と訳されています。be like Aだと「Aのようである」がbe exactly like Aだと「Aとそっくりだ」という意味になります。

somewhere どこかに

「うん。お弁当さげてどちらへ?」 「お弁当さげて」は英訳されていませんね。「あなたはどこかに行っているの?」はAre you going somewhere? です。