2024年12月スタートの『6カ月で英単語・語法・英文法完全マスター』講座受講生を募集しています。希望者はここをクリック!

哲学で英語を学ぶ。もしくは、哲学を英語で学ぶ。

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目次

Crash Courseの哲学講座

例単講座の修了後、次のレベル向きの教材をうまく見つけられない人がおられます。そういう人にはアドバイスが必要となりますが、各人の英語レベルと関心内容は異なるので誰にでも勧められる英語教材というのはありません。だから個別的に対応することになります。受講終了後もEメール・ツイッターでの質問・相談は受付けているので英語学習で困ったことがあれば気軽にご相談ください。

その中でこれは面白いと思った教材があります。ユーチューブで視聴できるCrash CourseのPhilosophyの講座です。そこで今回はこの講座を紹介します。

Crash Courseとは何か?

インターネットでさまざまな学問について学べるサイトは数多くありますが、特におすすめなのがCrash Courseです。以下、ウィキペディア英語版での説明です。

Crash Courseは、John GreenとHank Greenによって始められた教育ユーチューブチャンネルです。YouTubeから資金提供を受けて始まりました。同チャンネルは2011年12月2日にプレビューを開始し、2020年2月現在、1000万人以上の加入者と12億回の動画視聴を記録しています。2014年11月にPBS Digital Studiosと提携し。これにより、コース数が一気に増えます。これまでに、38のCrash Courseのメインシリーズがあります。

資金が潤沢なせいかどの講座も非常に質が高いです。私は社会科学系なので経済学・心理学・社会学・政府の講座を次に視聴する予定ですが、

Economics 経済学
Psychology 心理学
Sociology 社会学
Government 政府

今回紹介するのは哲学のコースです。
Philosophy 哲学

Crash Courseの哲学講座

哲学コースは46のエピソードから成り立っています。先生はハンク・グリーンさん。哲学の専攻者ではないので内容について批判の声もあるのですが、哲学専攻者の監修で作られているので内容について特に心配する必要ありません。

字幕は11カ国語。英語は「英語」と「英語(自動再生)」の2種類がありますが、後者は字幕が出るのが遅いので前者を選択してください。グリーンさんはかなり早口です。ユーチューブ用の早口です。実際にアメリカの大学に入学してもこんな早口で話す教授のクラスを受けることはないので、彼の英語を最初聞き取れなくても悲観することはないのですが、彼は非常に正確な発音で英語を話しているので、まったく内容が分からない場合は、リスニングに問題があるのではなく、彼の話すスピードと同じレベルで英文を読めない、つまりリーディング力が不足している可能性が高いです。その場合は、ユーチューブ映像を視聴する前にスクリプトを読んで学習する必要があります。この哲学講座のスクリプトは以下のサイトで手に入れることができます。

https://nerdfighteria.info/

ちょっと検索しづらいのですが、右上の空欄に crash course philosophy と記入すると、大体絞られるのでそこから目当ての哲学講座のエピソードを見つけることができます。

ユーチューブ講座の半分くらいは聞き取れそうだったら、字幕を付けて字幕を読みながら視聴しましょう。何度聞いても5割以下しか聞き取れない場合は再生速度を0.75倍に落としましょう。0.75倍にしても英語は不自然ではありません。ただし0.5倍は英語がおかしくなるのでやめてください。裏技ですが、1.25倍で聞いた後に1.0倍に戻すとさっきまで速すぎると思った英語がゆっくりに感じられます。

哲学を英語で学ぶのか、それとも英語を哲学で学ぶのか。That’s the problem.

英語を哲学以外から学びたい人は、Crash Courseの別のコースを視聴しましょう。社会科学のコースはすでに紹介しましたが、理系や人文学系のコースも充実しています。

Anatomy 解剖学
Astronomy 天文学
Big History ビッグヒストリー
Biology 生物学
Chemistry 化学
Computer Science コンピューターサイエンス
Ecology 生態学
Film Studies 映画研究
Games ゲーム
Intellectual Property 知的財産
Literature 文学
Mythology 神話
Physics 物理学
U.S. History アメリカ史
World History 世界史
World History II 世界史II

そういう人への補助ですが、46の各エピソードに出てくる知らない英単語をすべて自分で調べるのは大変でしょうから、重要語の意味をリストアップしています。1200語ほど載せてあるので、1200回分くらいは辞書を紐解く手間暇を節約できます。英単語は初出のエピソードに載せています。だからこのエピソードでの重要語のはずなのに出ていないという時は、ページ検索をして前に出ていないか確認してください。

では今から英語を哲学で学んで、英語力をつけるついでに哲学の素養も会得しましょう!!

1 哲学的議論

【注】一番最初のエピソードのCrash Course Philosophy Previewはこのコースの紹介にすぎないので飛ばしてかまいません。

哲学とは何か? #1

─哲学とは何か?
─哲学はいつ、どこで始まったのか?
─哲学の三部門とされるのは何か?
─形而上学とは何か?
─認識論とは何か?
─価値論とは何か?
─美学とは何か?
─論理学とはどのような学問か?

philosophy哲学
bard吟遊詩人
philosopher哲学者
the Academyアカデメイア
the Lyceumリュケイオン
empirical経験的な、経験主義の based on what is experienced or seen rather than on theory
science科学
Ancient Greeks古代ギリシア人
philosophical approach哲学的アプローチ
observation観察
the nature of reality実在の本質
matter(精神界と対照して目に見える世界を構成している)物質
citizen市民
soul
immaterial非物質的な
epistemology認識論
value theory価値論
ethics倫理学
obligation義務
aesthetics美学
aesthetician美学者
logic論理、論理学
metaphysics形而上学
field of study研究分野
a body of knowledge知識体系
argument議論
philosophical reasoning哲学的推論
historical origin歴史的起源

いかに議論するか? 哲学的推論 #2

─プラトンの魂の三分説とは何か?
─「床屋のパラドックス」、もしくは「ラッセルのパラドックス」とは何か?
─三段論法を用いて演繹法の例を上げよ。
─妥当(valid, validity)なのに真(true, truth)でない主張をせよ。

Aristotleアリストテレス
rational animal理性的な動物
Chris Hemsworthクリス・ヘムズワース ※オーストラリアの俳優
argument議論 a reason or set of reasons given in support of an idea, action or theory.
reasoning推論、理由付け the process of thinking about something in order to make a decision
argue議論する give reasons or cite evidence in support of an idea, action, or theory, typically with the aim of persuading others to share one’s view
Platoプラトン
reason理性 the power of the mind to think, understand, and form judgements logically
Plato’s tripartite theory of the soulプラトンの魂の三分説
emotional感情的な relating to your feelings or how you control them
Charlotte’s Web『シャーロットのおくりもの』 ※1952年に出版された児童文学作品。納屋に住む蜘蛛のシャーロットと、子豚のウィルバーの友情を描く。
Wilbur 『シャーロットのおくりもの』 に出てくる子豚の名前
appetitive欲求の、欲求に関する characterized by a natural desire to satisfy bodily needs
carnal肉欲の relating to or given to crude bodily pleasures and appetites
visceralrelating to deep inward feelings rather than to the intellect
basenot having good moral principles
Bertrand Russellバートランド・ラッセル(1872-1970)
existence存在
flawed reasoning欠陥のある推論
premise(議論の全体となる)前提 a statement or idea that you accept as true and use as a base for developing other ideas
anatomy(詳細な)分析 a detailed examination of a subject
dedutive reasoning演繹法、演繹的推論
Socratesソクラテス
invalidnot based on true facts and therefore not right
validbased on truth or reason
validity妥当性 the quality of being based on truth or reason
conclusion結論
truth真実
crappy argumentまずい議論 crappy=very bad
entail~を必然的に伴う necessarily involve
stand upbe proved to be true, correct, useful etc when tested

いかに議論するか? 帰納とアブダクション #3

─帰納法は演繹法とどう違うのか?
─帰納法の問題点を指摘せよ。
─ネルソン・グッドマンの「グルーのパラドックス」とは何か?
─コナン・ドイルの『四つの署名』でシャーロック・ホームズが推理に用いたアブダクションとはどのようなものか?
─ソクラテス式問答法とは何か?

induction帰納、帰納法
deductive proof演繹的証明
figure outunderstand or solve
rule out~を除外する decide that something is not possible or suitable
predictability予測可能性
research研究
knowledge知識
personal experience個人的経験
effect効果
certainty確実性
probability[U] 蓋然性; [C] ありそうな出来事、起きそうな出来事
predict~を予測する
inductive argument帰納的議論
outlier外れ値
potential可能性
predictable予測可能な
Nelson Goodmanネルソン・グッドマン(1906-1998)。アメリカの哲学者
hypothetical仮想の、仮定の based on a situation that is not real, but that might happen
riddleなぞなぞ、難問
contradictory矛盾した mutually opposed or inconsistent
predict~を予測する
Sherlock Holmesシャーロック・ホームズ
The Sign of Fours「四つの署名」
improbableありそうもない not likely to happen or to be true
abductionアブダクション、仮説形成、仮説的推論
plausibleもっともらしい seeming likely to be true
explanation説明
preposterouscompletely unreasonable or silly
interlocutor対話者 someone who is involved in a conversation
counterargument反論 an opposing argument
Gorgiasゴルギアス
conspiracy theory陰謀説
skeptical懐疑的な doubting that something is true
dialogue対話
the Socratic methodソクラテス式問答法

2 知識と信念

レオナルド・ディカプリオと実在の本質 #4

─プラトンの「洞窟の比喩」とは何か?
─今の自分の現実がまったく現実ではないということはあり得るのか?

turn out結局~であることがわかる 
Leonardo DiCaprioレオナルド・ディカプリオ
Inception「インセプション」 ※2010年公開の映画
perspective観点
myth神話
cave洞窟
The Republic「国家論」
Christopher Nolanクリストファー・ノーラン ※「インセプション」の監督
prisoner囚人
conclusion結論
faulty欠陥のある having defects

デカルトの懐疑論 #5

─デカルトの懐疑論について説明せよ。
─empirical beliefはどこまで信用できるか?
─local doubtsとglobal doubtの違いは何か?
─バートランド・ラッセルの「世界5分前仮説」とは何か?

The Matrix「マトリックス」 ※1999年公開の映画
illusion幻想
Neoネオ ※「マトリックス」でキアヌ・リーヴスが演じる主人公
approximation近似  something that is similar to another thing, but not exactly the same
René Descartesルネ・デカルト (1596-1650)
Cartesianデカルトの
the Wachowskisウォシャウスキー姉妹 ※「マトリックス」の映画監督。ラナとリリーは2人とも元男性
skepticism懐疑論、懐疑的な態度 an attitude of doubting that particular claims or statements are true or that something will happen
skeptic懐疑論者 a person who disagrees with particular claims and statements, especially those that are generally thought to be true
skeptical懐疑的な doubting that something is true
belief(真実であると信じる)考え、信念 the feeling that something is definitely true
disbelieve~を疑う、信じない not believe
analogyアナロジー a comparison between one thing and another, typically for the purpose of explanation or clarification
deceptionだますこと the act of deliberately making someone believe something that is not true
doubt懐疑
five minute hypothesis世界5分前仮説
Meditations on First Philosophy「省察」 ※1641年出版
realization本当だとわかること an act of becoming fully aware of something as a fact

ロック、バークリー、経験論 #6

─目の前にあるリンゴは存在するのか?
─認識論における理性主義と経験主義の違いについて述べよ。
─センスデータとは何か?
─ジョン・ロックの経験論における第一性質と第二性質の違いについて述べよ。
─ジョージ・バークリーの「存在することは知覚されることである」(羅: Esse est percipi、英: To be is to be perceived)を論証せよ。

empiricism経験主義、経験論 the theory that all knowledge is derived from sense-experience.
immaterial非物質的な spiritual, rather than physical
material物質的な、物質でできた 
rationalism理性主義、合理主義 the theory that reason rather than experience is the foundation of certainty in knowledge
tabula rasaタブラ・ラーサ、文字の消された石板、白紙状態 an absence of preconceived ideas or predetermined goals
John Lockeジョン・ロック (1632-1704)
sense dataセンスデータ、感覚与件 ※視覚、触覚などの感覚を通じて意識に表われるもの
primary qualities第一性質
secondary qualities第二性質
George Berkeleyジョージ・バークリー (1685-1753)
perception知覚
physical world物質界、物質的世界

知識の意味 #7

─「主張」と「命題」の違いを述べよ。
─「信念」が「知識」になるためにはどのような条件が満たされなければいけないか?
─ゲティス事例を用いて「正当化された真なる信念」がなぜ間違っているか説明せよ。

assertion主張 something that you say or write that you strongly believe
proposition命題 a statement that consists of a carefully considered opinion or judgment
truth value真理値
declarative sentence平叙文
indeterminate確定できない impossible to know about definitely or exactly
propositional attitude命題的態度
false belief誤信念
justified true belief正当化された真なる信念
justification正当化
testimony証言
first person observation一人称の観察
Edmund Gettierエドムンド・ゲティア ※アメリカの哲学者(1927-)
Gettier Casesゲティア事例
Roderick Chisholmロデリック・チザム ※アメリカの哲学者(1916-1999)

カール・ポパー、科学、疑似科学 #8

─カール・ポパーはどのような根拠でフロイトの精神分析学を疑似科学と見なしたのか?
─カール・ポパーはどのような根拠でアインシュタインの実験を科学の典型と見なしたのか?
─テストにおける「確証」と「反証」の違いを述べよ。

Albert Einsteinアルベルト・アインシュタイン(1979-1955)
relativity相対性原理
Sigmund Freudジークムント・フロイト(1856-1939)
psychoanalysis精神分析学
Karl Popperカール・ポパー(1902-1994)
pseudo-science疑似科学
general theory of relativity一般相対性理論
penis envyペニス羨望
confirmation確証
hard scienceハードサイエンス science, or a branch of science, in which facts and theories can be firmly and exactly measured, tested, or proved
prove~を証明する
confirm~を確証する
disprove~を反証する show that something is wrong or not true
disconfirm~を反証する show that something is wrong or not true
falsify~を反証する show that something is wrong or not true
irrefutable反駁できない impossible to prove wrong
testableテスト可能な
falsifiable反証可能な
contingencyコンティンジェンシー a future event or circumstance which is possible but cannot be predicted with certainty

3 宗教と神の考え

アンセルムスと神の証明 #9

─宗教哲学は神学とどう異なるのか?
─宗教哲学が扱わない宗教的領域には何があるか?
─カンタベリーのアンセルムスはいかにして神の存在を証明しようとしたか?
─ガウニロとカントはカンタベリーのアンセルムスの神の存在証明をどのように批判したか?
─ジョン・ウィズダムの「見えない庭師の寓話」とは何か?

religion宗教
philosophy of religion宗教哲学
theology神学
atheism無神論
faith信仰 belief and trust in God
the Bible聖書
religious anthropology宗教人類学
religious sociology宗教社会学
monk修道士
Anselm of Canterburyカンタベリーのアンセルムス(1033-1109)
deductive argument演繹的議論
the existence of God神の存在証明
ontology存在論
ontological argument本体論的証明、存在論的な証明 ※一般的には「存在論的議論」と訳される
Guaniloガウニロ(994-1083)
fallacy誤った考え、誤謬 a weakness in someone’s argument or ideas which is caused by a mistake in their thinking
Immanuel Kantイマヌエル・カント(1724-1804)
predicate述語
John Wisdomジョン・ウィズダム(1904-1993) ※イギリスの哲学者
The Parable of the Invisible Gardner「見えない庭師の寓話」(?)

アクィナスと宇宙論的証明 #10

─トマス・アクィナスの神の存在の宇宙論的証明における4つの議論とは何か?
─無限後退とは何か? 無限後退の何が問題なのか?
─トマス・アクィナスの神の存在の宇宙論的証明の問題点を指摘せよ。

Thomas Aquinasトマス・アクィナス(1225頃-1274)
cosmological argument(神の存在の)宇宙論的証明
physical evidence物的証拠
motion運動
infinite regress無限後退
causation因果性
cause and effect因果、原因と結果
contingency偶然 an event (such as an emergency) that may but is not certain to occur
necessary必然的な (of a concept, statement, judgment, etc.) inevitably resulting from or produced by the nature of things, so that the contrary is impossible
contingent偶然的な true by virtue of the way things in fact are and not by logical necessity
being存在(するもの、すること)
polytheism多神教
sentient知覚できる、感じることができる able to perceive or feel things
dialectic弁証法の、弁証法的な using questions and answers as a method of examining something or of finding a solution to a problem

インテリジェントデザイン #11

─神の存在を目的論的に証明できるか?
─時計職人のアナロジーとは何か?
─偽のアナロジーの議論を用いて神の存在の目的論的証明の問題点を指摘せよ。
─神の存在の微調整論とはどのようなものか?

William Paleyウィリアム・パーレイ(1743-1805) ※イギリスの聖職者兼哲学者
teleological argument(神の存在の)目的論的証明 ※一般的には「目的論的議論」と訳される
intelligent designインテリジェントデザイン ※「知性ある何か」によって生命や宇宙の精妙なシステムが設計されたとする思想
analogyアナロジー、類推
watchmaker analogy時計職人のアナロジー
teleology目的論 the explanation of phenomena in terms of the purpose they serve rather than of the cause by which they arise
disanalogy偽のアナロジー
alternative explanation別の説明
natural selection自然淘汰
random mutationランダム変異
David Humeデイヴィッド・ヒューム(1711-1776)
evolutionary biology進化生物学
Richard Swinburneリチャード・スウィンバーン ※イギリスの哲学者(1934-)
Fine-Tuning Argument(神の存在の)微調整論(?)
teleologist目的論者

神はどのような存在なのか? #12

─全能の神は存在しうるか?
─全知の神がいるにもかかわらず、人は自由意志を持ちうるか?
─全善の神は悪事を行うのに全能と考えうるか?
─神に嘆願して将来を変更することは可能か?

personalized(人間以外のものが)擬人化された
anthropomorphic(人間以外のものが)擬人化された
Judeo-Christianユダヤ教とキリスト教の
omni-all; everything or everywhere
scripture聖なる書物、経典 the holy books of a particular religion
Augustineアウグスティヌス(354-430)
theist有神論者 a person who believes in the existence of a god or gods
omniscient全知の having unlimited knowledge
omnipotent全能の having unlimited power; able to do anything
omnibenevolent全善の? having unlimited benevolence
omnitemporal全時間的な involving or relating to all times
omnipresent偏在する、どこにもいる present everywhere at the same time
free will自由意志
divine attribute神の属性
divine impeccability神の罪過不可能性?
commandment戒律
sin罪、罪悪
personal god人格神
petitionary prayer嘆願の祈り?
analogical predication類比的叙述?

悪の問題 #13

─神はなぜ悪の存在を許容するのか?
─自由意志弁護論はどのようにして道徳悪の存在を正当化するか?
─神は自然悪の存在を許容できるか?
─ジョン・ヒックの「魂の形成に基づく神義論」とは何か?

theistic perspective有神論的観点
atheist無神論者
theodicy神義論 ※神が善であるならなぜこの世に悪が存在するのかを論じる議論
Free Will Defense自由意志弁護論
moral evil道徳悪
natural evil自然悪
The Brothers Karamazov「カラマーゾフの兄弟」
Fyodor Dostoevskyフョードル・ドストエフスキー(1821-1881)
John Hickジョン・ヒック(1922-2012) ※イギリスの宗教哲学者
soul-making theodicy魂の形成に基づく神義論

反ワクチン論者、陰謀論、認識をめぐる責任 #14

─「認識をめぐる責任」とは何か?
─W.K.クリフォードが神への信仰を戒めたのはどのような根拠に基づくのか?
─ウィリアム・ジェームズはどのような根拠で神への信仰を肯定したか?

measlesはしか
autism自閉症
whooping cough百日咳
mumpsおたふく風邪
scientific evidence科学的証拠
epistemic responsibility認識をめぐる責任
subdiscipline学問分野の下位区分
conspiracy theorist陰謀論者
W.K. Cliffordウィリアム・キングドン・クリフォード(1845-1879) ※イギリスの数学者・哲学者
smallpox天然痘
anti-vaxxer反ワクチン論者
sexist性差別主義者
pop quiz予告なしで実施するクイズ、抜き打ちテスト
rationalization理由付け、正当化 an attempt to find reasons for behavior and decisions
beef不平 complaint
William Jamesウィリアム・ジェームズ(1842-1910)
agnosticism不可知論 a philosophical or religious position characterized by uncertainty about the existence of a god or any gods

インディ・ジョーンズとパスカルの賭け #15

─「パスカルの賭け」はどのようにして神の存在を正当化するのか?
─セーレン・キェルケゴールの信仰主義はなぜ信仰の非合理性を認めるのか?
─「ラッセルのティーポット」とは何か?

pragmatistプラグマティシスト
pragmatismプラグマティズム
Indiana Jonesインディ・ジョーンズ
Blaise Pascalブレーズ・パスカル(1623-1662)
Pascal’s Wagerパスカルの賭け
hell地獄
deity神 
Indiana Jones and the Last Crusade「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」 ※1989年公開
allegory寓喩、寓意 a story, poem, or picture that can be interpreted to reveal a hidden meaning, typically a moral or political one
Soren Kierkegaardセーレン・キェルケゴール(1813-1855)
fideism信仰主義 the doctrine that knowledge depends on faith or revelation
the Holy Grail聖杯 ◆中世の伝説で、イエス・キリストが最後の晩さんで用い、アリマタヤのヨゼフに与えたとされる杯
adjudicate~に裁定を下す officially decide who is right in a disagreement and decide what should be done

4 存在と死

実存主義 #16

─本質主義とは何か?
─実存は本質に先立つか?
─あなたは実存主義者の唱える「不条理」に耐えられるか?
─「私は国のために兵士として戦争に参加すべきか? それとも年老いた母の看護をすべきか?」。このような相談を若者から受けたあなたは何と返答するか?

essence本質
social justice社会正義
artistic expression芸術的表現
existentialist実存主義者
essentialism本質主義 a belief that things have a set of characteristics which make them what they are, and that the task of science and philosophy is their discovery and expression; the doctrine that essence is prior to existence
Friedrich Nietzscheフリードリヒ・ニーチェ(1844-1900)
nihilismニヒリズム、虚無主義
Jean-Paul Sartreジャン=ポール・サルトル(1905-1980)
existentialism実存主義
the absurd不条理
absurdity不条理
anecdote(特定の人物・事件にまつわる)逸話 a short story based on your personal experience
Albert Camusアルベール・カミュ(1913-1960)

死の観点 #17

─なぜソクラテスは死を恐れなかったのか?
─なぜエピクロスは死を恐れなかったのか?
─なぜトマス・ネーゲルは死を恐れる必要がないと主張したのか?
─なぜ荘子は死を恐れなかったのか?

afterlifeあの世、死後の世界
St. Peter聖ペテロ 
Hadesハデス、ハーデース the land of the dead in the stories of ancient Greece
Epicurusエピクロス(BC341-BC270)
hangover二日酔い
barf吐く
charley horse手足のけいれん、こむら返り
movie spoiler映画の結末を勝手に教える人、ネタバレする人
FOMO(チャンス・楽しいことなどを)逃すことへの不安 =fear of missing out
Thomas Nagelトマス・ネーゲル(1937-) ※アメリカの哲学者
Woodstock1969年8月にニューヨーク州サリバン郡ベセルで開かれたロック・フェスティバルのこと
tragedy悲劇
the sanctity of life命の尊厳
Daoism道教 ※Taoismともいう
Zhuangzi荘子

5 アイデンティティ

バットマンとアイデンティティ #18

─「テセウスの船」とは何か?
─ライプニッツの唱える「不可識別者の同一性」とは何か?
─「本質的性質」と「偶有的性質」は区別しうるか?
─お金のような代替可能なモノは交換しても同一なモノと主張しうるか?

Ship of Theseusテセウスの船 ※ある物体の全ての構成要が置き換えられたとき、基本的に同じであると言えるのかという哲学的問題
identityアイデンティティー、同一性
identicalsimilar in every detail
Bruce Wayneブルース・ウェイン ※『バットマン』に登場する架空のスーパーヒーロー
cowl頭巾 a large hood that covers your head and shoulders
Dick Graysonディック・グレイソン ※『バットマン』に登場する架空のスーパーヒーロー
Gottfried Wilhelm Leibnizゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ(1646-1716)
indiscernibility of identicals不可識別者の同一性 
the Jokerジョーカー ※『バットマン』に登場する悪役
Allan Gibbardアラン・ギバード(1942-) ※アメリカの哲学者
essential properties本質的性質
accidental properties偶有的性質
Heraclitusヘラクレイトス
fungibility代替可能性
interchangeable交換できる
fungible代替可能な、交換可能な
drunken noodlesパッキーマオ ※タイ料理。麺と野菜の辛い炒め物

パーソナル・アイデンティティー(人格の同一性) #19

─身体論による人格の同一性の問題点を指摘せよ。
─記憶論による人格の同一性の問題点を指摘せよ。

personal identityパーソナル・アイデンティティー、人格の同一性
body theory身体論
default position初期位置 the typical course of action, unless there are other considerations or exceptional circumstances
red blood cell赤血球
skeleton骨格 the structure consisting of all the bones in a human or animal body
Bernard Williamsバーナード・ウィリアムズ(1929-2003) ※イギリスの哲学者
thought experiment思考実験
presumably思うに、たぶん used to convey that what is asserted is very likely though not known for certain
torture拷問、~を拷問にかける
memory theory記憶論?
butterflies in your stomach胸のドキドキ、ハラハラ感 a feeling of being very nervous or frightened about something
dementia認知症
consciousness意識 your mind and your thoughts
conceptual概念の

人格の同一性を否定する議論 #20

─人格の同一性が時を隔てて存在しない場合は、その者は行動の責任を有するか?
─ヒュームにとっての自己とは何か?
─デレク・パーフィットにおける人格の同一性の議論を要約せよ。

the self自己
illusion幻想
identity theftなりすまし犯罪、個人情報泥棒 the crime in which someone steals personal information about and belonging to another person
personal responsibility個人的責任
hold A accountable for BAにBの責任をとらせる
no-brainer頭を使わなくてもいいとても簡単な事 something that requires or involves little or no mental effort
Derek Parfitデレク・パーフィット(1942-2017) ※イギリスの哲学者
marriage vow結婚の誓い

パーソンフッド(個性をもった人であること) #21

─パーソンとヒューマンはどう違うのか?
─パーソンであって、ヒューマンでない例をあげよ。
─ヒューマンであって、パーソンでない例をあげよ。
─パーソンフッドの遺伝的基準と認知的基準と社会的基準の違いについて述べよ。
─ピーター・シンガーの唱える感覚力とは何か?
─パーソンフッドの勾配理論とは何か?

fetus(受精後9週目に入ってから出産までの)胎児
Johann Straussヨハン・シュトラウス 
Freddy Mercuryフレディ・マーキュリー(1946-1991) ※「クイーン」のボーカリスト
Chewbaccaチューバッカ ※「スターウォーズ」に出てくる架空の人物
C-3POシースリーピーオー ※「スターウォーズ」に出てくるロボット/ドロイド
personhood(個性をもった)人であること
human(動物と異なる生き物としての)人、人間
biological term生物学的用語
constitute~を構成する、~の構成要素となる be (a part) of a whole
personhood(個性を持った)人であること
abortion中絶
euthanasia安楽死
SupesSupermanの略語
Kryptonianクリプトン人
kryptoniteクリプトナイト ※スーパーマンの弱点として知られる架空の物質
Lex Luthorレックス・ルーサー ※「スーパーマン」に出てくる悪役
alien異星人、宇宙人
artificial intelligence人工知能
Wall-Eウォーリー
Samantha映画「her/世界でひとつの彼女」(2013)に登場する人工知能型OS
Her邦題「her/世界でひとつの彼女」
great ape類人猿
vegetative state植物状態
inhumane非人道的な extremely cruel and causing unacceptable suffering
capital punishment死刑
John Noonanジョン・ヌーナン(1926-2017)
Genetic Criterion遺伝的基準?
cell細胞
corpse(人間の)死体
androidアンドロイド
Mary Ann Warrenメアリー・アン・ウォーレン(1946-2010) ※アメリカの哲学者
self-motivated自発的な motivated to do or achieve something because of one’s own enthusiasm or interest, without needing pressure from other
self-awareness自己認識 conscious knowledge of one’s own character and feelings
cognitive criteria認知的基準?
intuitive直観の、直感で理解できる based on feelings rather than facts or proof
Peter Singerピーター・シンガー(1946-) ※オーストラリア出身の哲学者。現プリンストン大学教授
sentience感覚力 the capacity to feel, perceive, or experience subjectively
toggle switchトグルスイッチ
gradient theory勾配理論
dimmer switchディマースイッチ
pregnancy妊娠
cognition認知

あなたの心はどこにあるのか? #22

─心身問題において「還元的な物理主義」と「実体二元論」のどちらの方が正しいと思うか?
─心身問題における「相互作用論」と「随伴現象説」の違いを述べよ。
─クオリアとは何か?
─コリン・マッギンの神秘主義とは何か?

freak accident不慮の事故
explosion爆発
iron rod鉄の棒
Phineas Gageフィニアス・ゲージ(1823-1860)
personality-wise人格に関して in terms of personality
belligerenthostile and aggressive
jerk嫌な奴 a man who is stupid or who does things that annoy or hurt other people
misfortune不運
fodder(話・議論の)ネタ、素材 
neurology神経学
physically肉体的に、身体的に in a manner relating to the body as opposed to the mind
reside(場所に)ある、位置している be situated
reductive physicalism還元的な物理主義
neurotransmitter神経伝達物質
prescribe A to BAをBに処方する
brain chemistry脳内の化学物質
substance dualism実態二元論
mind
interactionism相互作用論
PB&Jピーナッツ・バターとジャムのサンドイッチ  peanut butter and jam sandwich 
the mind-body problem心身問題
tether~をつなぎ綱[鎖]でつなぐ
pineal gland松果腺
Frank Jacksonフランク・ジャクソン(1943-) ※オーストラリアの哲学者
sensory organ感覚器官
qualiaクオリア the internal and subjective component of sense perceptions, arising from stimulation of the senses by phenomena
physicalist物理主義者
promissory note約束手形
dualist二元論者、二元論の
epiphenomenalism随伴現象説
Colin McGinnコリン・マッギン(1950-) ※イギリスの哲学者
mysterianism神秘主義
compartmentalized区分化された
reflection熟考 serious thought or consideration
subjective主観的な 
objective客観的な
verifiable検証可能な
neuron firingニューロン発火
empirical research実証研究
compartment(仕切られた)区画

人工知能とパーソンフッド #23

─ロボットはパーソンになることができるか?
─「弱いAI」と「強いAI」の違いは何か?
─チューリングテストとは何か?
─ジョン・サールの「中国人の部屋」で言わんとしていることは何か?

subject主題 the thing that is being discussed, considered, or studied
Replicantレプリカント ※映画「ブレード・ランナー(Blade Runner)」に登場する人造人間
Cylonサイロン ※SFテレビドラマ『宇宙空母ギャラクティカ』(Battlestar Galactica)に登場する架空のキャラクター
proofread~を校正[校閲]する
mimic~を真似る
weak AI弱いAI
be characterized by~に特徴づけられる
strong AI強いAI
inorganic system無機系?
Alan Turingアラン・チューリング(1912-1954)
Turing Testチューリングテスト
behavior行動 a particular way of acting
intentionality志向性、意図性
William Lycanウィリアム・ライカン(1925-) ※アメリカの哲学者
person-like人のような
violaヴィオラ
have a weakness for~に目がない、~が大好きである
genetic code遺伝暗号
ensoulmentthe moment at which a human being gains a soul
objector反対者
John Searleジョン・サール(1932-) ※アメリカの哲学者
Chinese room中国語の部屋 ※哲学者のジョン・サールが、1980年に “Minds, Brains, and Programs” という論文の中で発表した思考実験。
fool A into …ingAをだまして~させる

6 自由意志と決定論

決定論と自由意志 #24

─あなたは自由意志論と決定論のどちらの方が正しいと思うか?
─event causationとagent causationとは何か?
─還元主義とは何か?

Oedipusオイディプース
legend伝説、言い伝え
prophecy予言 prediction
foretell-foretold-foretold~を予言する predict
adoptive parents養父母
lo and behold驚くなかれ used before mentioning something surprising that happened – used humorousl
libertarian free willリバタリアンの自由意志?
political libertarianism政治的リバタリアニズム
metaphysically形而上学的に
hard determinism強い決定論
the principle of alternate possibilities代替可能性の原則?
option選択肢、選択できるもの
non-physical非物質的な、非身体的な
event causationイベント因果関係?
agent causationエージェント因果関係?
deterministic決定論的な
casual chain因果連鎖
untenable(理論・学説などが)擁護できない If a theory or argument is untenable, it cannot be supported or defended against criticism
physical law物理法則
reductionism還元主義
mental state精神状態、心の状態
physical state物理的状態
temperament気質、気性 the part of your character that affects your moods and the way you behave
refute~を反証[論駁]する prove (a statement or theory) to be wrong or false
cog in a machine機械の中の歯車の歯

互換性 #25

─互換性の議論では、自己の行動の道徳的責任はどのようにして問われるのか?
─フランクファート型事例とは何か?
─パトリシア・チャーチランドはどのような根拠でFree/Not Freeの二分法を否定しているか?

molest(子どもに)性的いたずらをする
stepdaughterまま娘 a daughter that your husband or wife has from a relationship before your marriage
pedophilia小児性愛
tumor腫瘍
orbitofrontal cortex眼窩前頭皮質
sexual impulse性的衝動
pedophilic小児性愛の
compatibilism互換性 ※自由意志と決定論が相互に互換性があり、論理的に矛盾することなく両方を信じることができるという信念
self-determined自己決定の、自ら決定した
mental illness精神病、精神疾患
flirty気のあるそぶりを見せる behaving as if you are sexually attracted to someone, although not seriously
Harry Frankfurtハリー・フランクファート(1929-) ※アメリカの哲学者
Frankfurt Casesフランクファート型事例
abduct~を誘拐する
dormant休止状態の temporarily inactive or inoperative
abductee誘拐された人
Republican共和党員
Democrat民主党員
Patricia Churchlandパトリシア・チャーチランド(1943-) ※カナダ出身のアメリカの哲学者
hold A accountableAに責任を課す
sneezingくしゃみ
sober酔っていない、しらふの
let A off the hookAを見逃してやる
peeおしっこする
bladder膀胱

7 言語

言語と意味 #26

─「意味」(sense)と「意義」(reference)の違いは何か?
─「定義」で必要とされていた「必要条件」と「十分条件」の違いを述べよ。
─ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインの言う「家族的類似」と「クラスター概念」とは何か?
─「ウィトゲンシュタインのカブトムシ」とは何か?

Chutes and Ladders「蛇と梯子」 ※欧米で昔から子供に人気のボードゲーム
Dungeons and Dragons「ダンジョンズ&ドラゴンズ」 ※1974年にアメリカで製作・販売された世界で最初のロールプレイング・ゲーム
ring around the rosyリング・ア・リング・オー・ローゼズ ※輪を描いて踊り、合図とともに全員がしゃがむ、子供の遊び
solitaireソリティア ※一人で遊ぶゲームのこと
The Game of Thrones「ゲーム・オブ・スローンズ」 ※2011年から2019年にアメリカで放映されたテレビドラマ
philosophize(重大な問題について)長い時間をかけて詳細に話す talk about serious subjects in detail or for a long time
mullじっくり考える think about a problem, plan etc for a long time before making a decision
mouserネズミを捕る動物
felineネコ科の動物
Gottlob Fregeゴットロープ・フレーゲ(1848-1925) ※ドイツの哲学者
sense意味
reference意義
lap cat座っている人の上に乗りたがるネコ
rodent齧歯動物 ※ネズミ、リス、ビーバーなどの、物をかじるのに適した大きな切歯を持つ齧歯目の小動物
definition定義
necessary condition必要条件
sufficient condition十分条件
bachelor独身男性
criterion (複 criteria)(判断の)基準、尺度
Ludwig Wittgensteiルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン(1889-1951)
define~を定義する
counterexample反例
Candylandキャンディランド ※お菓子の国のボードゲーム
Cards Against Humanityカード・アゲンスト・ヒューマニティー ※アメリカで人気のカードゲーム
family resemblance家族的類似
cluster conceptクラスター概念?
paradigm caseパラダイム事例?
fringe case周辺事例?
phenomenon (複 phenomena)現象
linguistic community言語共同体
shoehorn靴べら
plausibleもっともらしい、ありそうな seeming reasonable or probable
private language私的言語 ※一人の人間にしか理解できない言語
subjective experience主観的体験
templeこめかみ
profession告白、表明 a statement of your belief, opinion, or feeling
like-like(友だち以上恋人未満レベルの)~が好きだ

ネットフリックスを見てくつろごうよ! #27

─ポール・グライスの「会話の含み」とは何か?
─ポール・グライスの「協調原理」とは何か?
─ポール・グライスの「4つの会話の格率」とは何か?
─ジョン・L・オースティンの「行為遂行的発話」とは何か?

literally文字通りに using the real or original meaning of a word or phrase
intrinsic meaning内在的意味、固有の意味
literal meaning文字通りの意味
malnutrition栄養不良
at death’s door瀕死の状態で、重体で
powder one’s nose(女性が)トイレに行く
Netflix and chillネットフリックスを見てくつろごうよ ※性的な目的で女性を部屋に誘う時の男性の決まり文句
Paul Griceポール・グライス(1913-1988)
conversational implicature会話の含み
context文脈
social convention社会的慣習
cooperative principle協調原理
maxim格率 a short statement of a general truth, principle, or rule for behavior
quantity, quality, relation, and manner量・質・関係・様態
diarrhea下痢
scumbag卑劣な人 a nasty unpleasant person
Legion of Substitute Heroesアメリカの人気コミック
Chlorophyll KidLegion of Substitute Heroesに出てくるキャラクター
supercilious傲慢な、人を見下した behaving or looking as though one thinks one is superior to others
baeボーイフレンドもしくはガールフレンド
flout(規則・法・慣習などを)あからさまに無視しする
sarcasm皮肉
ten-dollar worda long and uncommon word used in place of a shorter and simpler one with the intent to appear sophisticated
J.L. Austinジョン・L・オースティン(1911-1960) ※イギリスの哲学者
a state of war戦争状態
speech-act発話行為
felicitous(状況に)適切な
declaration of war宣戦布告
performative utterance行為遂行的発話

いかにして言葉は人を傷つけるか #28

─「使用と言及の区別」(use/mention distinction)とは何か?
─ヘイトスピーチはdirty wordsとどう異なるのか?
─thick conceptとは何か? 例をいくつか挙げよ。
─チャールズ・R・ローレンスIIIがヘイトスピーチは法的規制されるべきと考えた理由は何か?
─「隠喩的同一化」(metaphorical identification)とは何か?

boxer shortsボクサー・ショーツ
hilariousextremely funny
edgyunusual in a way that is fashionable or exciting
dirtybad, dishonest, or immoral
underwear肌着類、下着
off-the-cuff(発言が)その場の思いつきの
use-mention distinction使用と言及の区別?
off-limitsnot to be mentioned or discussed
scatologicalスカトロに関する
blueわいせつな
coarse粗野な、下品な rude or vulgar
in polite companyフォーマルな場で in formal settings
thick concept濃密な概念?
Charles R. Lawrence IIIチャールズ・R・ローレンスIII ※ハワイ大学法学部教授
faggot(侮蔑的)男性の同性愛者
sting(言葉で)傷つける
fighting word挑発的な言葉
Stephanie Rossステファニー・ロス ※ミズーリ大学セントルイス校哲学部教授
innocuous害のない not offensive, dangerous, or harmful
endearment愛情を示す行為[言葉] actions or words that express your love for someone
metaphorical identification隠喩的同一化?
far-fetchedありそうもない extremely unlikely to be true or to happen
act out演じる
insidious知らぬ間に進行する (of something unpleasant or dangerous) gradually and secretly causing harm
slut誰とでも簡単に寝る女 a woman who has many casual sexual partners
casual sexsexual activity between people who are not established sexual partners or do not know each other well
revealing(服が)露出度が高い
think twiceじっくり考える
scrutinize~を注意深く調べる examine something very carefully
philosophy of language言語哲学

8 美学とアート

存在しない対象と想像的世界 #29

─現実世界には存在しない空想世界の対象物はどのように存在しているのか?
─アレクシウス・マイノングの存在論における3つの階層をそれぞれ述べよ。
─「マイノングのジャングル」とは何か?
─university of discourseの例を挙げよ。

reindeerトナカイ
physical object物理的対象
philosophy of art芸術哲学
conceptualize~を概念化する
referent指示物
Snow White白雪姫
dwarf小人
parse(文中の語の)品詞・文法的関係を説明する
conundrumなぞなぞ、難問
Alexius Meinongアレクシウス・マイノング(1853-1920)
absistencebeing an object but not having being
absist?
substituent置換可能な?
contemporary同時期の人
nuttera mad or eccentric person
Meinong’s Jungleマイノングのジャングル
hippogriffヒッポグリフ ※馬の体にワシの翼と頭部を持つ伝説上の架空動物
gobstoppeゴブストッパー ◆大きな球状のキャンディー
baloneyばかげたこと nonsense
aesthetician美学者 a person who is knowledgeable about aesthetics
metaphorically speaking例えて言うと
universe of discourse議論領域 ※discourseはそのまま「ディスコース」と訳す方がよさそう。
default初期値、規定値 something that is usual or standard
wizard男の魔法使い
travelingトラベリング ※バスケットボールの3歩以上歩いてはいけないというルール
J.K. RowlingJ・K・ローリング(1965-) ※『ハリーポッターシリーズ』の作者
House of Cards『ハウス・オブ・カード 野望の階段』 ※テレビドラマ
Frank Underwoodフランク・アンダーウッド ※『ハウス・オブ・カード 野望の階段』に登場する架空の人物
foot raceかけっこ
The Flash『THE FLASH/フラッシュ』 ※テレビドラマ
DC/Marvel crossover2大アメコミ出版社である「DCコミックス」と「マーベルコミックス」が出版したコミックミニシリーズのクロスオーバー

審美 #30

─アートとは何か?
─審美で間違うことはあるか?
─美的価値は客観的でありうるか?
─美的感覚は学習して得ることができるか?

bronze青銅、ブロンズ
statue彫像
staircase(手すりなどを含む)階段
get up to do(好ましくないこと)をする
trickいたずら、悪ふざけ
raucousimpolite, noisy, and violent
artwork芸術作品
aesthetic美の、美に関する connected with beauty and the study of beauty
sensory感覚の relating to or using your senses of sight, hearing, smell, taste, or touch
savorfully enjoy the taste or smell of something
aesthetic appreciation審美
aesthetically美学的に、審美的に
function機能
object対象
intriguingvery interesting because it is strange, mysterious, or unexpected
vinylレコード盤
Leo Tolstoyレフ・トルストイ(1828-1910)
ineffable言葉では言い尽くせない too great to be described in words
oftentimesoften
footprint足跡
row横列
square canvas正方形の画布
close-up詳細な描写 an intimate and detailed description
still-life静物 ※果物・花瓶などの無生物の画題
prime~に下塗りする
Arthur Dantoアーサー・ダントー(1924-2013) ※アメリカの美術評論家、哲学者
beholder見る人 a person who sees or looks at someone or something
ultimate arbiter最終裁定者
intuition直観
conflicting相反する、相容れない different and opposing
objective criterion (複 criteria)客観的基準
aesthetic value美的価値
aesthetic taste美的感覚
wine snobワイン・スノッブ ※ワインの知識をひけらかす鼻持ちならないワイン通
Stephen Curryステフィン・カリー(1988-) ※NBAのバスケットボール選手

美学 #31

─ロビン・ジョージ・コリングウッドの言う「アミューズメントアート」と「マジックアート」の違いは何か?
─プラトンとアリストテレスのアートについての考え方の違いを説明せよ。
─カタルシスは「悲劇の問題」をうまく説明できるか?
─「フィクションのパラドックス」とは何か?
─アーティストは自分の作品の道徳的責任を負うか?

Marco Evaristtiマルコ・エバリスティ(1963-) ※チリ生まれでデンマークに在住のアーティスト。2007年にはモンブランの山頂を赤く染めようとして逮捕される
(electric) blenderミキサー
be unplugged電気のプラグを抜く
for A’s partAに関する限り
voyeur(性的欲求のために)のぞき見する人、出歯亀
censorship検閲
R. G. Collingwoodロビン・ジョージ・コリングウッド(1889-1943)
amusement artアミューズメントアート?
magic artマジックアート?
Harriet Beecher Stoweハリエット・ビーチャー・ストウ(1811-1896)
Uncle Tom’s Cabin『アンクルトムの小屋』(1850)
fandomファンの世界、マニア界 ※fanとkingdomの造語
escapism現実逃避、現実逃避のための空想
flickひょいと動かすこと
stick-with-it-ness粘り強さ、根気強さ
horcruxホークラックス、分霊箱 ※「ハリー・ポッター」シリーズに出てくる造語
Bertie Bott’s Every Flavor Beansバーティ・ボッツの百味ビーンズ ※魔法界において最も人気のあるお菓子のひとつ
David Slaterデイビット・スレイター ※イギリス人の自然写真家
the People for the Ethical Treatment of Animals動物の倫理的扱いを求める人々の会
primate霊長類
opposable thumbs(親指が他の指と)対置できる
catharsisカタルシス the process of releasing strong emotions through a particular activity or experience, such as writing or theatre, in a way that helps you to understand those emotions
the problem of tragedy悲劇の問題
clutch~をしっかり握る
bawl one’s eyes out泣き叫ぶ
tearjerkerお涙頂戴もの、涙を誘う映画・演劇など
Kendall Waltonケンドール・ウォルトン(1939-) ※アメリカの哲学者
quasi-emotions疑似感情?
Noel Carrollノエル・キャロル(1947-) ※アメリカの哲学者
school of thought(思想や芸術などの)学派、流派
autonomistオートノミスト
scrutiny精査 careful and thorough examination
pulverize~をコテンパンにやっつける
aesthetic moralist美的モラリスト?
wanton(of a cruel or violent action) deliberate and unprovoked

9 倫理学の基礎

メタ倫理学 #32

─メタ倫理学とは何か?
─道徳的実在論と道徳的反実在論のどちらの方が正しいと思うか?
─記述的文化相対主義と規範的文化相対主義のちがいは何か?
─道徳的主観主義とは何か?

metaethicsメタ倫理学
preference選好 a greater liking for one alternative over another or others
cultural convention文化的な慣習
metaethical viewメタ倫理的見解
a thorny problema problem that is complicated and difficult
testable検証可能な
every bit as~とまったく同様に equally as
be nabbed for~で逮捕される
carbon monoxide一酸化炭素
inadvertentlywithout intention; accidentally
suss (out)realize or discover
moral realism道徳的実在論
gutcoming from your emotions, not from thought
gratuitous violenceいわれのない[根拠のない]暴力
the grounding problem of ethics?
moral antirealism道徳的反実在論
moral absolutist道徳的絶対主義者
moral relativism道徳的相対主義
cultural relativism文化相対主義
descriptive cultural relativism記述的文化相対主義
unethical非倫理的な
normative cultural relativism規範的文化相対主義
inclusiveness包括性
tolerance寛容 willingness to accept behaviour and beliefs that are different from your own, although you might not agree with or approve of them
moral progress道徳的進歩
moral subjectivism道徳的主観主義
ethical theory道徳論
natural law theory自然法論
utilitarianism功利主義
moral principle道徳的原則
divine command theory神の命令論?

神の命令論 #33

─「神の命令論」とは何か?
─「エウテュプロン問題」とは何か?
─神が突然あなたの目の前に現れ、殺人をせよと命じられたらあなたは殺人を犯すか?

Deuteronomy(旧約聖書の)申命記
fabric布、織物
linenリネン
The First Epistle to Timothyテモテへの第一の手紙
braid編んだ髪 「2:9 同じように女も、つつましい身なりで、控えめに慎み深く身を飾り、はでな髪の形とか、金や真珠や高価な衣服によってではなく」
Leviticusレビ記
edict布告、命令 an official order
divine神の、神から授かった
the divine
foundation土台、基盤 basis
periodピリオド、終止符
observant(戒律を)厳守する adhering strictly to the rules of a particular religion, especially Judaism
the Ten Commandments十戒
smack talkcritical or insulting comments made to someone
the Euthyphro『エウテュプロン』
courthouse裁判所 a building that contains law courts
divine command theorist神の命令論者?
dilemmaジレンマ a situation in which a difficult choice has to be made between two or more alternatives, especially ones that are equally undesirable
liken A to BAをBに例える
Abrahamアブラハム
adultery姦通、不貞 sex between a married man or woman and someone he or she is not married to
vacuous空虚な、無為の showing no intelligence or having no useful purpose
omnipotent全能の having unlimited power
superfluous余分な、必要以上の more than is needed or wanted
verse(聖書の)節

自然法論 #34

─自然法論とは何か?
─トマス・アクィナスのいう7つのbasic goodsとは何か?
─ヒュームは「である-べきである問題」を用いてどのように自然法論を批判したか?

dummy(腹話術で使う)人形
fellafellow
divine command神の命令
commandment戒律 a divine rule
denomination宗派
natural law自然法
bunnyウサギ
basic goods基本材
naturally自然に without special intervention
self-preservation自己保存
survival instinct生存本能
reproduce生殖する、繁殖する
sex drive性欲
predator捕食動物
a wide swath of幅広い~
instinctual本能的な
social animal社会性動物
solitude独りでいること the state or situation of being alone
pack animal群れで暮らし集団で狩りをする習性のある動物
peer pressure同調圧力、仲間からの圧力
pack(同一行動を取る人間の)一団、集団
piss A offannoy A very much
shun~を避ける deliberately avoid
knower知る人 
injunction禁止命令 an order given by a court, which tells someone not to do something
positive※injunctionやsanctions(制裁)などのネガティブな事にpositiveがつくと逆のポジティブな意味になります。positive injunctionだと「やるべきこと」、positive sanctionsだと「報酬を与えること」という意味になります。
emotional creature感情的な生き物
kindakind of
is-ought problemである-べきである問題
fallaciousbased on a mistaken belief
blizzardブリザード、猛吹雪
sexual assault性的暴力、レイプ
sin罪を犯す
a can of worms複雑で解決困難な問題

カントと定言命法 #35

─「仮言命法」と「定言命法」はどう違うのか?
─「定言命法」の「普遍化可能性原理」とは何か?
─カントはなぜ人を何かの手段として利用することを否定するのか?

a panoply of多数の
humanity(集合的に)人類、人間 
supernatural force超自然的な力
thereofof the thing just mentioned; of that.
hypothetical imperative仮言命法
categorical imperative定言命法
moral obligation道徳的義務
pure reason純粋理性
intellect知性、知力 the ability to understand things and to think intelligently
formulation法式、定式化 a particular expression of an idea, thought, or theory
universalizability principle普遍化可能性原理
dorm寮 dormitory
snag~をさっとつかむ
universalize~を一般化する
counterintuitive直観に反した
slip out~からそっと抜け出す
means手段
end in itselfそれ自体が目的であるもの
will意思、意志 the mental power used to control and direct your thoughts and actions, or a determination to do something, despite any difficulties or opposition
realize~を実現する
imbue A with BAにBを染み込ませる
antithesis正反対 the complete opposite
autonomy自律 freedom from external control or influence; independence

功利主義 #36

─功利主義はカントの義務論をどのように批判しているか?
─「最大多数の最大幸福」とはどのような原則か?
─20人の人間を助けるために1人の人間を殺すことは正当化しうるか?
─「行為功利主義」と「規則功利主義」の違いは何か?

Dark Knightダーク・ナイト
dudea man; a guy
Kantianカント学派の人
Arkhamアーカム ※架空の都市の名前
maimwound or injure someone very seriously and often permanently
terrorizedeliberately frighten people by threatening to harm them
Kantianismカント哲学
Jeremy Benthamジェレミ・ベンサム(1748-1832)
John Stuart Millジョン・スチュアート・ミル(1806-1873)
Epicurusエピクロス(341BC-270BC)
bottom out底をつく、底に達する
utilitarian功利主義者
intuitive直観的な based on feelings rather than facts or proof
pleasure
pain苦痛
hedonistic快楽主義の living and behaving in ways that mean you have as much pleasure as possible, according to the belief that the most important thing in life is to enjoy yourself
egoistic利己的な 
egoism利己主義 an ethical theory that treats self-interest as the foundation of morality
other-regardingconcerned with others rather than with oneself
sentientable to experience feelings
the greatest good for the greatest number最大多数の最大幸福
good利益、ためになること benefit or advantage to someone or something
alternative代替策
interest利益 
generous寛大な willing to give money, help, kindness, etc.
selfless無視無欲の、私心のない caring more for what other people need and want rather than for what you yourself need and want
benevolent善意ある kind and helpful
disinterested公平無私な able to judge a situation fairly because you are not concerned with gaining any personal advantage from it
spectator傍観者、見物人 someone who is watching an event or game
disposition性向
good will善意
participant参加者
fair公平な treating people equally without favouritism or discrimination
unbiased偏見のない able to judge fairly because you are not influenced by your own opinions
Bernard Williamsバーナード・ウィリアムズ(1929-2003) ※イギリスの哲学者
botanical expedition植物探検
indigenous people先住民
execute~を処刑する
oppressive regime抑圧的な政治体制
dirt bagひどいやつ an unpleasant person who has done something dishonest or unacceptable
act utilitarianism行為功利主義
classical utilitarianism古典的功利主義
transplant移植、移植手術
lung
kidney腎臓
liver肝臓
transplant patient臓器移植患者
organ臓器
rule utilitarianism規則功利主義
in the short run短期的に

社会契約論 #37

─「自然状態」ではホッブズの考えるような「万人の万人に対する闘争」になるとあなたも考えるか?
─ホッブズ的社会契約論では道徳はどこから生まれるか?
─「囚人のディレンマ」状況で人は協力することが可能か?

immoral不道徳な
utopiaユートピア
Thomas Hobbesトマス・ホッブズ (1588-1679)
the state of nature自然状態
security安全 the state of being free from danger or threat
bullya person who habitually seeks to harm or intimidate those whom they perceive as vulnerable
civil society市民社会
contract契約
self-interested自己本位の、利己的な motivated by one’s personal interest or advantage, especially without regard for others
guacamoleグアカモレ ※アボカドをつぶして作るメキシコ料理
on edgenervous, especially because you are expecting something unpleasant to happen
contractarianism契約論、契約主義
explicit contract明示の契約
implicit contract暗黙の契約
natural-born citizenその土地で生まれた市民
jury duty陪審義務
punishment処罰
war of all against all万人の万人に対する闘争
idyllic牧歌的な very beautiful, happy, and peaceful, with no problems or dangers
Albert W Tuckerアルバート・タッカー(1905-1995) ※カナダの数学者
Merrill Floodメリル・フラッド(1908-1991) ※アメリカの数学者
Melvin Dresherメルビン・ドレシャー(1911-1992) ※ポーランド生まれのアメリカの数学者
interrogation尋問
the prosecution[集合的に]起訴者側、検察当局
offense違反、犯罪 a breach of a law or rule; an illegal act
wrinklea problem, usually a small one
squeal(警察などに)秘密を漏らす、密告する  give information to the police about people you know who have committed a crime
defection裏切り、背信
social cost社会的費用
contractor契約者
legitimate正当な、合法的な fair or reasonable; acceptable or allowed by law
permissiveallowing behavior that many other people might disapprove of

アリストテレスと徳論 #38

─アリストテレスの唱える「徳論」とはどのようなものか?
─なぜ中庸が望ましいのか? 具体例を上げよ。
─あなたには道徳的手本となる人はいるか?
─「ユーダイモニア」とは何か?

extravagantdoing or using something too much or more than is necessary
virtuous高潔な、有徳の behaving in a very honest and moral way
virtue徳、美徳 moral goodness of character and behavior
virtue theory徳論
character人格、性格、個性 the particular combination of qualities in a person or place that makes them different from others
eudaimoniaユーダイモニア、幸福 
proper functioning正常な機能(?)
fertile子を多く産む、多産な
acornどんぐり
midpoint(2つの端の)中間点
extreme(範囲の一方の)極、端
vice悪徳 a moral fault or weakness in someone’s character
the Golden Mean中庸
headlongwith great speed or without thinking
zitにきび、吹き出物 pimple
constructive建設的な
soul-crushing(命じられた仕事などが)死ぬほど退屈な、、精神的ダメージをもたらす
stinginess物惜しみ、出し惜しみ
addict薬物中毒者
practical wisdom実践知
street smarts都会で生きていくための知識 the experience and knowledge necessary to deal with the potential difficulties or dangers of life in an urban environment
habituation習慣化
emulate~をまねる
fake偽の、インチキな made to look like a real material or object in order to deceive people
ingrained(習慣・考え方などが身に)染み付いた (of beliefs) so firmly held that they are not likely to change
robust頑強な
trait(性格の)特質 a particular quality in someone’s character
motivation動機づけ、やる気を起こさせるもの
pinnacle頂点
strivemake great efforts to achieve or obtain something
eudaimonisticeudaimoniaの形容詞
coast(努力しないで)楽に進む

道徳的運 #39

─「当為は可能を含意する」とはどういう意味か?「因果責任」はあるが「道徳的責任」がない例をあげよ。
─危害を加えなくても、悪事を犯す例をあげよ。
─「構成的運」と「環境的運」はどう異なるのか?
─ほめることととがめることはその人の行動の結果と関係するか?

drunkenly酔っぱらって
deserted人けのない (of a place) empty of people
dart out into the road道に飛び出す
Thomas Nagelトマス・ネーゲル(1937-) ※ユーゴスラビア出身のアメリカの哲学者
thornydifficult to deal with
blameworthy非難に値する
drive while intoxicated飲酒運転をする
moral responsibility道徳的責任
principle原則
ought implies can当為は可能を含意する
brake lineブレーキライン ※自動車の部品
causal responsibility因果責任
a chain of events一連の出来事
lumpこぶ
chuckthrow A carelessly or casually
creepycausing an unpleasant feeling of fear or unease
creepan unpleasant person
wrongdoing悪事
constitutive luck構成的運
crankyeasily annoyed or upset
circumstantial luck環境的運?
concentration camp強制収容所
antecedent先立つ、先行する preceding in time or order
get a break幸運をつかむ obtain a favorable opportunity
fall flatbe unsuccessful
society at large社会全体

10 倫理学を現在社会に適用する

正義とは何か? #40

─分配的正義とは何か?
─need-based justiceとは何か?
─merit-based justiceとは何か?
─ロバート・ノージックはジョン・ロールズの正義論をどのように批判したか?
─消極的権利と積極的権利の違いは何か?
─応報的正義とは何か?
─処罰の主目的は応報か、リハビリテーションか、抑止か?

justice正義 fairness in the way people are treated
economic justice経済的正義
criminal justice刑事司法
just society公正な社会
unjustnot fair or reasonable
political libertarian政治的リバタリアン
criminal犯罪者
dole outgive something to more than one person
meritthe quality of being good and deserving praise
stuffa substance, especially when you do not know or say exactly what it is
sanitation公衆衛生
distributive justice分配的正義
equality平等
need-based justice必要性に基づいた正義?
deserve~に値する
John Rawlsジョン・ロールズ(1921-2002)
fairness公正
well-offrich
level playing field条件を公平にする
reasonthink, understand, and form judgments logically
natural生まれながらの
disadvantage不利な立場[状況]
natural lottery?
Robert Nozickロバート・ノージック(1938-2002)
draw呼び物、〔客などを〕引き付けるもの
negative right消極的権利
positive right積極的権利
retributive justice応報的正義
in proportion to~に比例して
eye-for-an-eye目には目を
mete out(賞罰・報酬などを)~に割り当てる,与える
incarceration投獄、監禁 imprisonment
fine罰金
straight upused to emphasize that what you are saying is true
tit-for-tatしっぺ返し
welfare maximization厚生極大化
vindictively復讐心に燃えて、執念深く unreasonably cruelly and unfairly towards someone who has harmed you
be in orderbe appropriate in the circumstances
rehabilitation社会復帰、更生 the process of helping someone to do this after they have been in prison
paternalistic(of people in authority) making decisions for other people rather than letting them take responsibility for their own lives
deterrence抑止
restorative justice回復的正義 ※一般的には「修復的司法」と訳されています。
make amends(悪行・過失・損害などの)償いをする
community service社会奉仕
forgiveness許し、許すこと
retributive応報的な

差別 #41

─患者の女性が男性の婦人科医から診療を受けることを拒否することは差別に当たるか?
─歴史的に差別を受け続けたグループに対して恩恵を与えることは望ましいか?

discrimination差別
discriminate(~を)差別する、区別する
at an even keelcontinuing or operating without problems or sudden changes ※on an even keelと言うことが多い
be in the driver’s seatbe in charge or in control of a situation
unequal treatment不平等待遇
sight視力、見る能力
discriminate against~を差別する
favoritismえこひいき unfair support shown to one person or group
clientele[集合的に]顧客、常連
livelihood生活の糧 a means of securing the necessities of life
gynecologist婦人科医
diversity多様性
white supremacist白人至上主義者
same sex marriage同性婚
Judith Jarvis Thomsonジュディス・ジャービス・トムソン(1929-) ※アメリカの哲学者
rule of thumb大まかなやり方、経験則 a practical and approximate way of doing something
underprivileged(社会的に)恵まれない not enjoying the same standard of living or rights as the majority of people in a society
pale skin青白い肌、血色の悪い肌
personal belief個人的信念
fear of the unknown未知のものへの恐れ
unfounded根拠のない not based on fact
job applicant求職者
roll aroundarrive or happen again

人間以外の動物 #42

─ピーター・シンガーの言う「種差別」とは何か?
─知性の低さを理由に特定の動物を虐待することを正当化できるか? 知性が高い動物ほど虐待すべきではないという主張は正しいか?
─カール・コーエンの言うproud speciesistとは何か?
─「必要」であれば人間は他の動物を利用してもかまわないか?

Cecil the lionライオンのセシル ※ジンバブウェのワンゲ・ナショナル・パークに暮らしていたライオン。アメリカ人歯科医のウォルター・パルマーにスポーツハンティングで射殺される。
majesticvery big, impressive, or beautiful
sack(粗い布製の)ずだ袋
kitten子猫
deerシカ
puppy小犬 a young do
cosmetics化粧品
tear duct涙管
flush A out of BBからAをどっと流す
blind~を失明させる
euthanize~を安楽死させる
beakくちばし
speciesism種差別
descendant子孫
in a nutshell簡単に言えば in the fewest possible words
bunnya rabbit
arbiter調停者、裁定者
intelligence知能、知力
speciesism種差別 a group of animals or plants whose members are similar and can breed together to produce young animals or plants
trump~より勝る do better than
dystopian暗黒郷の relating to a very bad or unfair society in which there is a lot of suffering
cognitively認知的に
Carl Cohenカール・コーエン(1931-) ※アメリカの哲学者
hypocritical偽善的な saying that you have particular moral beliefs but behaving in a way that shows these are not sincere
rancher牧場主
fisher漁師、釣りをする人 a person who catches fish for a living or for sport 
tradition伝統
slavery奴隷制
self-defense自衛、自己防衛
unjustified不当な
out-and-outcomplete
at A’s disposalAが自由に使える available for A to use
be factored into~に含まれている
calculusa particular method or system of calculation or reasoning
starvation飢餓、餓死 suffering or death caused by lack of food
companion連れ someone you spend a lot of time with
vegetarianベジタリアン
flesh(哺乳動物の)肉  the soft part of the body of a person or animal that is between the skin and the bones
speciesist種差別主義者
racist人種差別主義者
homophobe同性愛恐怖症の人

家族の義務 #43

─ジェーン・イングリッシュが、子どもは親に対して何の義務も負わないと考える理由は何か?
─ジェーン・イングリッシュが唱えるfriendshipな親子関係とはどのようなものか?
─ヒュー・ラフォレットが子を持ち、子を育てるにはライセンスが必要と考える理由は何か?
─ケアの倫理とは何か? その問題点とは何か?

diaperおむつ
Jane Englishジェーン・イングリッシュ(1942-) ※アメリカの哲学者
selfish利己的な、自己中心的な
ungrateful感謝の念を持たない、恩知らずの
mean意地の悪い、不親切な cruel or not kind
unconditional無条件の
conditional条件付きの
assumption仮定
payout大金の支払い
incur debt借金する、債務を負う
dissolvedisappear
likewise同じように in the same way
genetic material遺伝物質
barber理髪師
Hugh LaFolletteヒュー・ラフォレット(1948-) ※アメリカの哲学者
Claudia Millsクラウディア・ミルズ(1954-) ※アメリカの哲学者
spouse配偶者
prejudice偏見

貧困と貧困に対する我々の反応 #44

─先進国に住む人々は発展途上国で貧困に苦しむ人々を援助する義務があるか?
─ピーター・シンガーは、池でおぼれている目の前の子供を助ける道徳的義務があるのであれば、見たこともない発展途上国の今にも死にそうな子供を助ける道徳的義務があると主張している。あなたはこの主張に同意するか?
─ギャレット・ハーディンの言う「救命ボートの倫理」を用いて先進国住人が発展途上国の人々を助ける義務を否定することは可能であると考えるか?

intestinal worm回虫
preventable防ぐことのできる
mosquito net蚊帳
loose change(手元にある)小銭
affluent裕福な、金持ちの wealthy
hard-earned苦労してやっと得た earned or achieved after a lot of effort
life-threatening命を脅かす
supererogatory義務以上の、義務とされている以上の善い行ないをして ※In ethics, an act is supererogatory if it is good but not morally required to be done.
moral duty道徳的義務
pass by~のそばを通る
flailwave your arms or legs in an uncontrolled way
wade into the water水の中を歩く
muddy water泥水
replaceable交換可能な
halfway around the around地球の反対側に
inconsistencyつじつまの合わないこと、不一致、矛盾 a situation in which two statements are different and cannot both be true
moral thinking道徳的思考
excusable(過ちなどが)許される able to be justified or forgiven
bear the burden of~の重みに耐える
matter重要である
drown溺れ死ぬ
donate~を寄付する
ecologist生態学者
Garrett Hardinギャレット・ハーディン(1915-2003) ※アメリカの生態学者
lifeboat救命ボート
room(空間的な)余裕、空き場所 space somewhere for a particular thing, person, or activity
aboard(乗り物に)乗って on or onto a ship, plane, or train
doomed死ぬ運命の certain to fail, die, or be destroyed
social structure社会構造
inescapable逃れることのできない
overpopulation人口過剰
hard truth受け入れ難い真実
counter-intuitively直観に反しているが
compassionate思いやりのある feeling sympathy for people who are suffering
sustain oneself自立してやっていく
unevenly不均等に
either/or fallacy二者択一の誤謬?
arbitrary恣意的な

自殺ほう助と命の価値 #45

─中絶で胎児を死なせるのは殺人か?
─クオリティ・オブ・ライフのために「命の尊厳」を犠牲にすることは認められるか?
─「個人的自由」の立場から、自分の命を自分で絶つことは認められるか?
─「個人的自由」の立場から、女性が自己決定で中絶することは認められるか?
─「代理判断の基準」とは何か?
─「非自発的な安楽死」は認められるか?
─自発的に安楽死しようとする人の自殺ほう助をすることは認められるか?

Brittany Maynardブリタニー・メイナード(1984-2014)
terminal(病気が)末期的な
prescribed(医者に)処方された
fetus胎児 ※受精後9週目に入ってから出産までの胎児。それ以前は胚(embryo)
spina bifida二分脊椎
paralyze~を麻痺させる
spine脊柱
second trimester妊娠中期[第2期]
make A’s head spin(主語のせいで)Aの頭がくらくらする
penultimate最後から2番目の
assisted suicide自殺ほう助
under A’s beltAのものになって、身について
fetal abnormality胎児異常
Zika virusジカウイルス
transmit(病気・ウイルスなどを)うつす、伝染させる
sexual contact性的接触
microcephaly小頭症
motorrelating to muscles that produce movement
seizure(脳卒中やてんかんなどの)発作
rigid limbs硬直した四肢
detectable発見可能な
disabled person身体障害者
disability discrimination障害者差別
Gretchen Vossグレッチェン・ヴォス 
terminate pregnancy中絶する
Margaret Olivia Littleマーガレット・オリビア・リトル ※ジョージタウン大学哲学部教授。通称Maggie Little
abort中絶する
heartache心痛、苦悩
flourishgrow or develop successfully
death-by-cancerガンによる死
death-with-dignity尊厳死
personal liberty個人的自由
spare(ネガティブな事)をなしで済ます prevent someone from having to experience something unpleasant
proxy代理の
decision-maker意思決定者
substituted judgment代理判断
dementia認知症
non-voluntary euthanasia非自発的な安楽死
life support生命維持
vegetable state植物状態
objectionableunpleasant and likely to offend people
irreversible不可逆の、元の状態に戻せない
unconsciousness無意識
misplaced見当違いの not appropriate or correct in the circumstances
sanctity of life命の尊厳
voluntary euthanasia自発的な安楽死

11 良い人生とは何か?

良い人生とは何か? #46

─実存主義者のカミュはなぜシーシュポスの神話に肯定的なのか?
─あなたはノージックの「経験機械」を試したくはないか?
─あなたは「よい人生とは何か」考える際に、カミュとアリストテレスのどちらの主張の方が正しいと思うか?

funeral葬式
reminisce回想する talk or think about pleasant events in your past
livera person who lives in a specified way
the myth of Sisyphusシーシュポスの神話
transgressionthe act or process of breaking a law or moral rule
boulder丸い大きな石 a large round piece of rock
roll~を回して前へ進める
roll down転がり落ちる
inherently本質的に、生得的に
inherent(性質などが)本来備わっている
depressing気のめいる making you feel very sad
childhood子ども時代
amass~を蓄える accumulate
Scrabbleスクラブル ※単語を作成して得点を競うボードゲーム
squirrelリス
Joanne Ciullaジョアン・チュラ(1952-) ※アメリカの哲学者
experience machine経験機械
tend~の世話をする look after
feeding tube栄養チューブ
Beyonceビヨンセ(1981-) ※アメリカ人歌手
hedonist快楽主義者
take A for a spinAを試してみる
complacency現状に満足すること a feeling of calm satisfaction with your own abilities or situation that prevents you from trying harder
the status quo現状 
infinite無限の
underachieversomeone who does not do as well at school or at work as they could do if they worked harder
couch potatoカウチポテト someone who spends a lot of time sitting and watching television
determiner決定する人
grapple with(問題・課題など)に取り組む try hard to deal with or understand something difficult
materialist唯物論者
determinist決定論者
lay素人の、非専門家の 
career経歴
profession専門的職業
have a hand in(活動・企画など)に参加する
mindful(人が周囲のことなどに)気を配る、意識している inclined to be aware
holisticconsidering a person or thing as a whole, rather than as separate parts

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