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【5分でわかる】名詞節を導く従位接続詞│ that, whether, if, lest, but that

接続詞には等位接続詞従位接続詞があります。主節に従位節を結びつける接続詞が従位接続詞です。従位接続詞には名詞節を導くものと副詞節を導くものがあります。 名詞節は文の中で名詞の働きをする節で、主語補語目的語になったり、名詞の後について、その内容を説明する同格節になります。「名詞節を導く接続詞」にはthat, whether, if, lest, but thatがあります。

※『例文で英単語を4800語覚える』講座受講生を対象としたサブノートです。 テキストは旺文社の『表現のための実践ロイヤル英文法』を使用。受講者は「第11章 接続詞」の「116 名詞節を導く接続詞」(pp.232-236)を熟読してください。

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接続詞には等位接続詞従位接続詞があります。文法上対等の関係にある文・節・句・語を結びつけるのが等位接続詞、主節に従位節を結びつける接続詞が従位接続詞です。

[等位接続詞]
She is kind, but her mother is nasty.
彼女は親切だが、母親は意地悪だ。
※she is kindとher mother is nastyは対等な関係にあります。
[従位接続詞]
I got married to him because he makes 30 million yen a year.
年収3千万円だから彼と結婚した。
※主節はI got married to him、従位節はbecause he makes 30 million yen a yearです。

等位接続詞がよくわからない人は以下の記事をお読みください。

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従位接続詞には名詞節を導くものと副詞節を導くものがあります。

[名詞節を導く接続詞]
I think that Koreans are taller than Japanese.
韓国人は日本人より背が高いと思う。
※that以下が動詞thinkの目的語になっています。
[副詞節を導く接続詞]
The incidence occurred while I was sleeping.
その事件は私が眠っている間に起こった。

この記事では名詞節を導く接続詞を取り扱います。名詞節文の中で名詞の働きをする節で、主語補語目的語になったり、名詞の後について、その内容を説明する同格節になります。「名詞節を導く接続詞」にはthat, whether, if, lest, but thatがあります。以下、詳しく見てみます。

目次

接続詞that

接続詞thatは名詞節を導き①主語、②補語、③他動詞の目的語、④前置詞の目的語、⑤名詞もしくは代名詞の同格節になります。

that節が主語の場合

『風の谷のナウシカ』でのユパ様のセリフです。「トルメキアははるか西方の凶暴な軍事国家。死んだペジテの虜囚といい、気になる。」

Tolmekia is far to the west, and its rulers are very warlike. That they had a Pejite hostage on board worried me.
far=遠く離れた; ruler=支配者; warlike=好戦的な; hostage=人質; on board=(船・飛行機に)乗って; worry=~を心配させる

They had a Pejite hostage on board (彼らはベジーテの人質を乗せていた)という文に接続詞thatを加えてThat they had a Pejite hostage on boardとすることで「名詞節」になり、That they had a Pejite hostage on board worries me. という文の一部(ここでは主語)となることができました。ただし、that節から英文を始めると動詞の前の主語が長くなり頭でっかちになるので、ネイティブは形式主語のItから始める文章を書くことを好みます。この文だとIt worried me that they had a Pejite hostage on board. と言い換えることができます。例えば、ユパ様がミトに「旧世界の怪物が掘り出されたというのだ。」と言うセリフがありますが、英語版では以下のように訳されて仮主語itから文章が始まっています。

It was said that a monster from the old world was unearthed from deep beneath the city of Pejite.

unearthは「~を発掘する」、その受動態のbe unearthed from Aは「Aから発掘される」、from beneath Aは「Aの下から」、それにdeepがつくと「Aの奥底から」という意味になります。この文を仮主語をつけずにthat節から始めると「超」頭でっかちになるので、やめた方がよいです。

that節が補語の場合

that節はbe動詞などの補語にもなれます。『ハウルの動く城』のラストの場面で荒地の魔女がカブ王子に You should go home anyway, and tell your king to stop this dumb war. (ソフィーの気持ちは分かったでしょ。あなたは国へ帰って、戦争でも止めさせなさいな。)と言うと、カブ王子が補語にthat節を用いて返答します。

“Yes, that’s exactly what I’ll do. One thing you can always count on is that hearts change.”
「そうさせていただきます。戦争が終わりましたら、また伺いましょう。心変わりは、人の世の常と申しますから。」
exactly=まさしく; count on=~を頼りにする、当てにする; heart=心

ここでカブ王子はis以下の補語にthat hearts changeという名詞節を用いています。

that節が他動詞の目的語の場合

I believe that all government is evil, and that trying to improve it is largely a waste of time.
government=政府; evil=邪悪な; improve=~を向上させる; largely=ほとんど、おおむね; a waste of time=時間の無駄

アメリカ人ジャーナリストのH. L. Mencken (1880-1956)の言葉です。「私は、すべての政府は邪悪であり、それを改善しようとすることはほとんど時間の無駄だと信じている。 」 I believe him. だと「私は彼を信じる。」、I believe that S+V…だと「私はSがVであることを信じる」という意味になります。

that節が前置詞の目的語の場合

that節はexcept thatとin thatの形で前置詞の目的語になることがあります。except that…「~ということを除けば」in that…「~という点では」という意味です。

I know nothing about dogs except that I love them.
私が犬好きであること以外、犬について何も知らない。

MLBの名捕手Joe Garagiola (1926-2016)の言葉です。

A great man is different from an eminent one in that he is ready to be the servant of the society.
偉大な人は社会の公僕になる準備ができているという点で、著名な人とは異なる。
be different from=~と異なる; be ready to do=~する準備ができている; servant=公僕、召使い; society=社会

インドの社会活動家B. R. Ambedkar (1891-1956)の言葉です。 an eminent oneのoneは前述のmanのことです。a great manのmanは「男」ではなく「人」を意味しますが、Ambedkarで女性もイメージしてこの言葉を語ったかどうかはわかりません。

that節が同格節を導く場合

that節は名詞の後に続いて「~という」という意味でその名詞の内容を示すことができます。

I want to emphasize the fact that the independence of Kosovo should and will be recognized. ─Ibrahim Rugova
私はコソボの独立が認められるべきであり、認められるであろうという事実を強調したい。─イブラヒム・ルゴヴァ
emphasize=~を強調する; independence=独立; be recognized=承認される

the fact that…で「~という事実」を意味します。口語では同格のthatが省略されることがあります。ただし意味がとりにくくなるのでライティングでは省略しないでください。

『天空の城ラピュタ』でパズーが「ドーラも黒メガネもその石をねらっているんだね。」と言うと、シータが「でも、この石に不思議な力があるなんて私ちっとも知らなかった。」と答えます。

“I think Dola and that man are both after your necklace.”
“I think you’re right, but I had no idea my crystal was so incredibly powerful.”
after=in search of ~を追い求めて; crystal=水晶; incredibly= exceedingly 途方もなく; powerful=強力な

have no idea that…は「~と言うことを知らない」という意味ですが、ここで I had no idea that my crystal…のthatが省略されています。

接続詞whetherとif

接続詞whether「~かどうか」という意味で名詞節を導きます。つまり、whetherは主語補語他動詞の目的語前置詞の目的語同格節になることができます。「もしも~ならば」という意味でおなじみのifは「~かどうか」という意味で主語(形式主語が用いられた時のみ)他動詞の目的語になることができます。つまり、形式主語を用いた主語と他動詞の目的語としてのみwhetherをifに言い換えることができます。

主語として

It was doubtful whether the patient would survive the operation.
その患者が手術で助かるかどうかは疑わしかった。
survive an operation=手術を受けて生き延びる

この文は仮主語itを外して Whether the patient would survive the operation was doubtful. と言ってもかまいません。It was doubtful if the patient would survive the operation. と言うこともできますが、仮主語itを使わずに、If the patient would survive the operation was doubtful. と言うことはできません。

補語として

My great concern is not whether you have failed, but whether you are content with your failure.
私が心配しているのは、あなたが失敗したかどうかではなく、失敗に甘んじているかどうかです。

アメリカ大統領のリンカーンの言葉です。接続詞ifは補語になれないのでMy great concern is not if…ということはできません。

他動詞の目的語として

I doubt whether classical education ever has been or can be successfully carried out without corporal punishment.
私は、古典教育が今まで体罰なしで成功的に行われたことがあるのか、またそうすることができるのか疑問である。
classical education=古典教育; ever=今まで、いまだかつて; carry A out=Aを実行する; corporal punishment=体罰

ジョージ・オーウェルの言葉です。whetherのあとにorが来ているので「whether A or B」(AかBかどうか)の意味で捉えようとする人が多いかもしれませんが、そう捉えるとジョージ・オーウェルの言わんとしていることを理解できなくなります。ここでのorは「もしくは」という意味です。

He stopped to ask me if I was all right.
彼は立ち止まって私の安否を尋ねた。

他動詞の目的語としてなので ifも使えます。

whether or not

whether or not「~かどうか」という意味です。『耳をすませば』で聖司が使っています。「バイオリンは300年前に形が完成しているんだ。あとは職人の腕で音の良し悪しが決まるんだよ。」

They’ve been making violins the exact same way for 300 years, but whether or not they sound any good is totally dependent on the craftsman’s skill.
the exact same way=全く同じように; sound=音を出す; totally= completely; be dependent on=~に依存している; craftsman=(熟練した)職人; skill=技術、技能

接続詞lestとbut that

lest「~しはしないかと」but that「~ではないということ」という意味の接続詞ですが、かなり文語調であまり使われない表現です。受験生はこういう表現もあると頭に入れておく程度でよいでしょう。 英作文でこの2つの表現を使えなくてもまったく問題ありません。

She worried lest he should tell someone what had happened.
彼女は、彼が誰かに何が起こったか話してしまわないかと心配していた。

There is no doubt but that it must be done.
それがなされなければならないことに疑いの余地はない。

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