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【5分でマスター】時を表わす前置詞の使い分け

時を表す前置詞には、
①年月・日時 at, on, in
②時の起点 from, since, after
③時の終点 before, till, until, by
④期間 for, in, during, through
⑤時の経過 in, within
があります。前置詞を理屈だけで習得するのは難しいので、例文を通して感覚的に前置詞の語感をつかみましょう。

目次

前置詞とは何か

以下の英単語が前置詞です。

前置詞一覧
about; above; across; after; against; among; around; at; before; behind; below; beneath; beside; besides; between; beyond; but; by; concerning; despite; down; during; except; in; inside; into; like; notwithstanding; of; off; on; out; outside; over; past; regarding; round; since; through; throughout; till; to; toward; towards; under; underneath; until; up; upon; with; within; without

前置詞は、名詞や名詞相当語句(=動名詞や不定詞など、本来は名詞ではないが文中で名詞の働きをするもの)の前に置いて、形容詞句副詞句を作ります。ただしfrom bad to worse (さらに悪化して)やuntil recently (最近まで)など、形容詞や副詞の前に前置詞がつくこともあります。

前置詞は上記の1語の前置詞だけでなく、2つの前置詞がセットで1つの前置詞の役割を持つ場合があります。これを二重前置詞と言います。例えば、from behind (~の後ろから)やfrom among (~の中から)が二重前置詞です。

前置詞と前置詞以外の単語が集まって1つの前置詞の役割を果たすこともあります。これを群前置詞と言います。例えば、because of (~のために) 、in front of (~の前に)、in spite of (~にもかかわらず)などです。群前置詞は数多くあるので、二重前置詞と群前置詞は一つ一つを重要なイディオムとして習得していきましょう。

では本題に入ります。今回は時を示す前置詞に焦点を当てます。「年月・日時」、「時の起点」、「時の終点」、「期間」、「時の経過」を表す前置詞は一つずつしっかり覚えていきましょう。

年月・日時を示す前置詞 at, on, in

「朝5時に」、「金曜日に」、「9月に」の「に」は英語では前置詞で表しますが、時間や日時、年月を示す前置詞はat, on, inのいずれかが用いられます。

at 5 a.m. in the morning
on Friday
in September

at, on, inの使い分けは一応理屈で説明できますが、理屈ではいまいち理解しがたい箇所もあるので、一つ一つをイディオムとして覚えていって、感覚的に使い分けられるようになりましょう。例えば、『実践ロイヤル英文法』(pp.297-8)にはatは「時の1点を示すのにはatを使う」、onは「特定の日を指す」、inは「月、四季、年、世紀など長い単位」に使うと説明されていますが、これだけではどう使い分けをすればいいかよくわかりません。当面は以下の9つの使い分けをしっかりマスターしてください。

at 4 a.m.午前4時に
at noon正午に
at night夜に
on Friday金曜日に
on September 219月21日に
in the morning午前中に
in September9月に
in Fall秋に
in 20192019年に

時の起点を示す前置詞 from, since, after

時の起点を表わす「~から」fromですが、完了形で「~から」を表わすときはsinceを用います。fromだけだといつまでかは示されないので、「~から…まで」はfrom ~ to…と表現します。sinceは現在完了の場合は「現在まで」、過去完了の場合は「過去のある時点まで」という時の終点が示されています。

I lived in Fukuoka from 1971 to 1989. 
私は1971年から1989年まで福岡に住んでいた。

It’s been nearly three years since I graduated from college.
大学を卒業してもう3年になります。

「~の後に」という意味ではafterを用います。from A だとAの時間を含みますが、after A だとAの時間を含まみません。例えば、

Let’s go for a walk after breakfast.
朝食後に散歩に行こう。

の「朝食後」は「朝食を食べ終わった後」という意味であり、朝食を食べている最中はafterに含まれません。

I always watch TV after dinner.
のafter dinnerも同様に、「夕食を食べた後」を意味します。このあたりの語感は簡単に理解できますが、
I always watch TV after eight o’clock.
は、8時きっかりの時間にはテレビを見ていないことがわかっていない英語学習者は多いようです。afterは「~より後に」つまりlater thanという意味であることをしっかり理解してください。

時の終点を示す前置詞 before, till, until, by

afterの逆がbeforeです。before Aは「Aより前に」を意味しますが、Aの時間を含みません。

I do not watch TV before eight o’clock. 
だと、テレビを見ないのは「8時より前」ということなので8時きっかりの時間にテレビを見てもかまわないことになります。

「~までずっと(…する)」という継続を表わす前置詞がtillもしくはuntilです。tillとuntilは同意語ですが、ライティングではuntilを用いることが多いです。

A girl didn’t get an athletic scholarship until the fall of 1972 for the very first time.─Billie Jean King女子は1972年の秋に初めて運動競技の奨学金を受けた。─ビリー・ジーン・キング

キングは有名なテニスプレイヤーです。肯定形で訳していますが、直訳調にすると「女子は1972年の秋まで運動競技の奨学金をもらったことが一度もなかった。」となります。

「~までに」という期限はbyを用います。キキを飛行パーティーに招待したトンボが前置詞byを用いています。「6時に迎えに来るからそれまでに決めといてね。」

Well, I hope you make up your mind by 6:00, because that’s when I’ll be by to pick you up.

make up one’s mindは「決める」、be byは「そばにいる」、pick A upは「Aを車で迎えに行く」という意味です。「6時までに」という意味でトンボはby 6:00と言っています。

期間を示す前置詞 for, in, during, through

「~の間」という期間を表わす前置詞がforです。

I have not eaten anything for the last 20 days.
ここ20日間何も食べていません。

forの代わりにinを使うこともできます。

I have not eaten anything in 20 days.
ここ20日間何も食べていません。

具体的な特定の期間を表わすときはduringを用います。

I peed my pants during a wedding party.
結婚式の真っ最中におしっこを漏らしてしまった。

このduringはその期間中ずっとでもよいし、その期間中の特定の時期でもかまいません。「~の間中ずっと」という意味ではthroughを用います。

The cold weather continued through the spring.
春の間中、寒い天気が続いた。

時の経過を示す前置詞 in, within

「時の経過」を表わす前置詞にinがあります。この意味でのinは語感がわかりにくいのでよく理解できていない人が多いのですが、まずこの意味のinはat the end of a period of time (ある期間の終わりに)を意味することを理解してください。だから「すぐ参ります」という意味の I’ll be with you in a minute. のin a minuteは「1分以内に」ではなく「1分後には」という意味になります。『実践ロイヤル英文法』にThe new year will come in three hours. (あと3時間で新しい年が来る)という例文が載っていますが、これもin three hoursは「3時間以内に」ではなく「3時間後には」という意味です。『風の谷のナウシカ』でナウシカがミトに「1時間して戻らなければ谷に帰りなさい」というセリフがありますが、

Mito, if I’m not back in one hour, return to the valley.

ここでのin one hourも「1時間以内に戻らなければ」ではなく、「1時間たっても戻らなければ」というニュアンスです。ニュアンスというあいまいな表現をここで用いたのは、「1時間たっても」には1時間以内の出来事も含むので「1時間以内」という意味合いもないわけではないからです。ここで「~以内に」という意味合いを強めたいときはinの代わりにwithinを用います。そうするとナウシカのセリフも
If I’m not back within one hour, return to the valley.
に変わります。

※この記事は『例文で英単語を4800語覚える』講座受講生を対象としたサブノートです。テキストは旺文社の『表現のための実践ロイヤル英文法』を使用。「第13章 前置詞」の「147 時を示す前置詞」(pp.297-303)を熟読してください。

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