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手段・道具・仲介・材料・原料を表わす前置詞

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手段・道具・仲介を表わす前置詞│ byとwithとthroughの使い分け

交通・通信の手段を使う場合はby、道具を使う場合はwithを用います。仲介の意味で「~を通じて」という時にはthroughを用います。

【例文】
Do you travel by car, by bus, by train, or by plane?
あなたは車で旅行しますか、バスで旅行しますか、電車で旅行しますか、それとも飛行機で旅行しますか。

【例文】
In Florida, drivers can renew their licenses by mail until they are 90.
フロリダ州では、ドライバーは90歳まで郵送で免許証を更新できます。

【例文】
We will notify you by e-mail when the expected delivery date for this product is present.
商品の到着予定日になりましたら、メールにてご連絡させていただきます。

【例文】
I chopped the onions with a sharp knife.
玉ねぎをよく切れるナイフで切った。

【例文】
He was shot at close range with a pistol.
彼はピストルで至近距離から撃たれた。

【例文】
Peace cannot be achieved through violence; it can only be attained through mutual understanding.
平和は暴力を通じて達成することはできない。それは相互理解を通じてのみ達成できる。

材料・原料・出所を表わす前置詞│ of, from, out of

「~から作られる」はbe made fromなのか、それともbe made ofなのか? 作られたものから元のものが何か判別できない場合はfrom、判別できる場合はofが使われる傾向があります。ただしこれはあくまでも傾向にすぎないので、あまり細かくこの違いを気にする必要はありません。この理屈でfromとofのどちらを使うか判断するのは無理があるので、どちらを使うべきか判断に迷ったらググって調べることをお勧めします。

銭婆「さぁ、できたよ。髪留めにお使い。」
千「わぁ……きれい。」
銭婆「みんなで紡いだ糸を編み込んであるからね。」

“Use it to tie back your hair.” “It’s beautiful.” “It’ll protect you. It’s made from the threads your friends wove together.”

tie back=(髪)を後ろに束ねる
thread=糸; weave together=~を織り合わせる

ここで銭婆はIt is made of the threads…ではなく、It is made from the threads…と言っています。髪留めが糸からできているのはよく見ればわかることなのでofが正しそうにも見えますが、実際には…made of the threadsと言うことはありません。必ず…made from the threadsになります。

同じく『千と千尋の神隠し』からです。千尋のお父さんが「何だ、モルタル製か。結構新しい建物だよ。」と言いますが、ここでもofを使っています。モルタル(mortar)がプラスター(plaster)と訳されていますが、似たようなものなので同じものの見なしてかまいません。

These stones are just made of plaster. (材料で)作られている

stone=石; plaster=しっくい、石膏

ググってみると、be made of plasterとbe made from plasterのどちらでも使われていることがわかります。つまり、These stones are just made from plaster. と言ってもかまいません。

ムスカの「こいつは地上で造られたものではない。この体が金属なのか粘土なのか。」というセリフは英語版では「例えば、こいつは何でできているのだ? 金属か、それともセラミックか?」という意味になっていますが、ここではofが使われています。しかし、「金属から作られる」はbe made from metalでもかまいません。

For example, what’s this fellow made of – metal or ceramics?

「~から(作られる)」という意味でofやfromではなくout ofが使われることがあります。『実践ロイヤル英文法』には「間に合わせ的に作るような場合に多い」(p.316)と説明されていますが、これも理屈から演繹的にof, from, out ofのどれを使うべきか判断できるようにはならないので、事例をこなして「こんなものか」というイメージをつかめるようになってください。

【例文】
My son made a hat out of newspaper.
息子は新聞で帽子を作った。

【例文】
Didn’t you know that butter was made out of milk?
バターが牛乳でできているのを知らなかったのですか。

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