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10年前から福岡大学に出入り禁止になっています 1-4

朔啓二郎氏が2019年12月から福岡大学の学長に就任します

福岡大学医学部長の朔啓二郎氏が2019年12月1日から福岡大学学長になることが決まったそうです。一昨年の主任教授退任祝賀会のように大学学長就任祝賀会も盛大に開くのでしょうか?

http://fukuuni-shinnai.jp/vascular/pdf/2017/vs_12_4.pdf

朔氏のことは知っています。会ったことはありませんが。会おうとしたことはあります。しかしアポイントメントを取りに福岡大学を訪れたその翌日、「今度大学に行ったら刑事告発するぞ」という電話が弁護士事務所からかかってきました。

記録を再確認すると、2009年2月24日に私は福岡大学を訪れています。相談したいことがあったためです。応対したのは、事務職員の岡忠義氏と副島浩氏の2人です。重大事と察知した岡氏に詳しく話をしてくれと言われ、50分ほど何が起きたか話しました。 副島氏はそれを丹念にノートに記録していました。岡氏は「それ、詐欺ですね」、「ひどいですね」といったことをしきりに口にしていました。詳しい内容は後で述べますが、端的に言うと、朔氏の医局の医師がトラブルを起こし、私はそれに巻き込まれたわけです。どうもその医師は研究不正を行っているようなので、正式に福岡大学に通報すべき事案だとは思いましたが、私自身はあまりおおごとにしたくないという気持ちもあり、彼の上司の朔氏に話をした方がよいと思い、岡氏に、朔先生にアポイントメントをとってもらうようお願いしました。彼は快く了解してくれ、数日以内に面会の日取りを電話で連絡するのでそれまでお待ちくださいと私に言いました。家に戻って、ずっと寝込んでいる妻に、「大学に行ってよかった。ほんといい人が話を聞いてくれて、ちゃんと対応してくれるって」と話しました。

翌日の夕方4時50分頃に見知らぬ番号から電話がかかってきました。「あっ、岡さんからだ」と思い、すぐ電話をとると、大きな声で「あんた大学に行っただろう。今度行ったら刑事告発するぞ」と脅しめいた電話がかかってきました。後でかかってきた電話番号をネットで検索すると、中央区警固にあるみらい法律事務所からでした。その数日後にはみらい法律事務所から書面が送られてきました。岡氏から電話がかかることは一度もありませんでした。

要するに、福岡大学に相談に行くと、翌日には出入り禁止になり、刑事告発されるリスクを伴うわけです。これはおかしいと思い、弁護士にはばれないように2度ほど大学に相談に行きましたが、まともに相手にされませんでした。会ったのは当時医学部長だった黒木政秀教授とハラスメント問題の相談窓口担当だった人文学部の田村隆一教授です。

研究不正行為に厳しい人がトップについたら話を聞いてくれるかもしれないと思い、たまに福大の人事情報をチェックしていましたが、そこに朔啓二郎氏の学長就任のニュース。

これはもうだめですね。あきらめました。白旗を上げて敗北宣言です。

福岡大学での研究活動における不正行為を取り締まる最高責任者は誰か知っていますか? もちろん学長です。「福岡大学における研究活動等の不正行為通報処理規程」には通報者の保護が規定されていますが、来月以降に私が研究不正行為を通報して、朔学長が、調査委員会の設置を決めますか? 決めるわけないでしょう。

http://www.suisin.fukuoka-u.ac.jp/home1/kouteki/pdf/fusei-kitei1.pdf
http://www.suisin.fukuoka-u.ac.jp/home1/kouteki/pdf/fusei-kitei1.pdf

朔氏に面会の予約をお願いしたら弁護士が出てくるんですよ。私は基本「ヘタレ」なので、「それはおかしい!!」とか叫んで権力者に立ち向かったりしません。これはもう100%私の敗北です。

要するに、学長がノーと言えば、研究不正行為の調査委員会が設置されることもないし、たとえ調査委員会が設置されても、学長にその経過内容に強い圧力をかけることもできるわけです。そもそも調査委員会のメンバーを決める権限があるのは学長なのでどうにでもできます。通報者を保護するって? 2009年2月24日に私は岡氏にどうも研究不正があったのではないかと話していますが、その翌日に「刑事告発するぞ」ですよ。その後、マスコミに公表したら名誉棄損で民事訴訟を起こすという書面も弁護士事務所から来ています。その頃、しょっちゅう住所を変えて、みらい法律事務所には私の住所がわからないようにしていたのですが、福大に相談に行った際に私の連絡先を伝えると、その個人情報がそのままみらい法律事務所に流れるのですからたまったものじゃありません。福大では通報者は何も保護されないのです。

2万人の学生と3千人以上の教職員の長に対抗するにはわたしは無力すぎます。ひこにゃんにはなれないのです。

では、「なんで白旗を上げたのに記事を書いているのか?」と疑問に思う人がいるかもしれませんが、それは「ちゃんとしないと公表しますよ」というのが私が唯一持っていたカードだったからです。朔氏の部下が起こしたトラブルで私はそれなりの金銭的被害を受けています。それに関して「責任を果たしてください。責任を果たさないのであれば何があったか公表します」というメッセージを相手側にそれとなく何度も送ったのですが、まったく効き目がありませんでした。このカードは使っていない時にしか機能しません。 一度公表してしまえば、「○○をしないと公表するぞ」というカードは使えなくなります。「おい、翔太。この前、駄菓子屋で10円ガムを万引きしただろう。このジュース買ってくれないとお前の母ちゃんにばらすぞ」という脅しは、「まだばらしていない」という状況においてのみ有効に機能します。このカードを利用するのをあきらめたからこそ自由に話せるようになったわけです。

福岡大学教員の研究倫理

研究倫理がしっかりしている医局だと大騒動になるのでしょうが、日ごろから研究倫理に無頓着な医局は、研究上の問題行為を指摘されてもSo what?的なリアクションをとるのかもしれません。福大医学部の循環器内科は2017年に朔氏が退任して、彼の愛弟子の三浦伸一郎氏が教授に就任していますが、三浦氏は2012年に研究不正を問われる論文を発表しています。

共著者の小室一成氏については以下の記事をお読みください。

小室一成グループ 論文疑惑

主任教授退任祝賀会で朔氏が三浦教授の次の次に紹介したのは西川宏明氏(当時、診療准教授)です。

http://fukuuni-shinnai.jp/vascular/pdf/2017/vs_12_4.pdf

この人の研究業績が不可思議なものになっています。

https://resweb2.jhk.adm.fukuoka-u.ac.jp/FukuokaUnivHtml/info/3994/R110J.html?P=1572734903575

論文数は152本。論文の数だけ言えば、十分に教授になれる資格をもった研究業績と言えます。しかし、よく見てみるとギフトオーサーシップで水増ししている可能性が非常に高いです。医学部でちゃんとした研究業績としてカウントされるのは英文の査読誌です。彼は2010年から2018年にかけて29本の英語論文を執筆したということになっています。しかし、その中でファーストオーサーの論文は0です。すべて共著者の一人にすぎません。要するに実質的な研究業績は10年にわたりまったくないのですが、なぜか講師から准教授に昇進しています。教授会で他の医局の教授は昇進に誰も反対しなかったのでしょうか?

ファーストオーサーの英語論文が10年間でゼロなのに論文業績が152本というのもにわかには信じがたいです。なにかトリックがあるのか不思議に思い、業績表を見直したらわかりました。1つの論文を二重カウントして業績の水増しをしています。こんな感じでです。

https://resweb2.jhk.adm.fukuoka-u.ac.jp/FukuokaUnivHtml/info/3994/R110J.html?P=1572734903575
https://resweb2.jhk.adm.fukuoka-u.ac.jp/FukuokaUnivHtml/info/3994/R110J.html?P=1573603912576

こんな子供だましな業績水増しをして上司の朔教授に叱られないのだろうか、と最初思いましたが、そうではありませんでした。西川氏はひそかに業績を水増ししていたのではなくて、教授の真似をしていただけでした。朔啓二郎学長の研究業績は3012本と信じ難いものになっています。福大教員の研究業績は「福岡大学研究者情報」で確認できますが、朔氏が福大トップの業績数です。

「福岡大学研究者情報」では業績を「著書」、「論文」、「学会発表・講演」、「その他」の4つに分けて記載します。研究業績のメインの「論文」だけを確認すると、朔氏の論文数は2658本です。2006年から2015年の10年間の論文数は2078本です。

2006年 209本
2007年 199本
2008年 238本
2009年 219本
2010年 226本
2011年 244年
2012年 219本
2013年 206本
2014年 156本
2015年 162本

しかし、朔先生は英語で医学論文を執筆するのがあまり好きではないようです。2014年から2018年間の5年間で英文査読誌の業績が91本もありますが、その中で筆頭著者なのは0本です。

2015年に注目しましょう。162本の論文で朔学長が筆頭著者なのは16本しかありません。すべて和文論文です。その内の10本はVascular Streetという学術誌です。

Vascular Street? そんな医学学術誌はありましたっけ? 調べてみたらすぐわかりました。 朔啓二郎氏が代表を務めるNPO法人臨床応用科学という団体が発行する学術誌でした。おおっ、研究業績を手っ取り早く増やすにはこういう手法をとればよいのですね。自分で「学術誌」を作れば論文発表し放題ですね。確認したら、朔氏は206本の「学術論文」をこのVascular Streetで発表していました。興味がある方は一度お読みください。例えば。2019年には「あとがき」というタイトルの論文を立て続けに発表しています。

日本で一番短い論文なので簡単にスクショできます。2019年2月発表の論文だけコピペしておきますね。

http://fukuuni-shinnai.jp/vascular/pdf/2018/vs_13_2.pdf

これが学術論文なのですね。福岡大学ではそうなのでしょう。学長がそう決めればきっとそうなんですよ。

また朔氏の著書数もすごいです。なんと74件です。論文と違い、著書の場合は学術性が薄れても業績表に加えて特に問題とはなりません。ただし「水増し」するのは研究不正行為とされます。朔氏の著書業績には「心不全」という出版社も明記されていない本が繰り返し出てきます。何なんですかねこれは?

また『世界のトップジャーナルから』という著書を9冊も出版しているそうです。すごいですねー。これも出版社が書かれていないので手に入れようがないのですが。

ちなみに著者としての基準を満たしていないのに、共著者の1人になることは研究不正行為と見なされます。生物医学分野ではそのほとんどの専門誌がURMの規定に準拠しています。URMとはInternational Committee of Medical Journal Edictorsによって作成されたUniform Requirements for Manuscripts Submitted to Biomedical Journals (「生物医学雑誌への統一投稿規定」)の略称です。この規定によると、著者は内容に対して責任を負うに足りる十分な寄与をしている者であり、以下の3つの条件をすべて満たす者でなければなりません。

Authorship credit should be based on 1) substantial contributions to conception and design, acquisition of data, or analysis and interpretation of data; 2) drafting the article or revising it critically for important intellectual content; and 3) final approval of the version to be published. Authors should meet conditions 1, 2, and 3.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3142758/

①研究の着想やデザイン、データの取得、データの分析と解釈において多大な貢献をしている
②論文の執筆、あるいは論文の重要な知的内容にかかわる部分に批判的な修正を加える
③出版される論文原稿の最終承認をする

原稿の閲読や助言をしただけの人は当然、著者になることはできません。例えば、研究資金の獲得、研究の監督、実験の副次的支援、事務的支援を行っただけで著者に含めることは研究不正行為になります。①から③以外で何らかの形で研究に貢献した個人は「謝辞」(acknowledgments)に記載します。

論文の成立に直接貢献していない者が、あたかも論文の共同執筆者であるかのように名を連ねる研究不正行為を「ギフトオーサーシップ」(gift authorship)と言います。有名なケースがモスクワ有機元素化合物研究所の研究員であったユーリ・ストルチコフの研究不正行為です。彼は生涯を通じて、2000本以上の論文を発表したそうですが、1981年から1990年の間に948本もの論文の共著者になったことが「評価(?)」され、1992年にイグノーベル文学賞を受賞しています。授賞理由は「誰にも止める事の出来ない執筆者」。この期間に3.9日に1本の論文が発表されていた計算になりますが、朔先生の方がはるかにすごいです。2019年11月4日現在、2658本の論文を発表、2006年から2015年の10年間の論文数は2078本、1.75日に1本のペースで論文を発表しています。福大初のノーベル受賞は朔学長? イグの方ですけどね。

出入り禁止されている大学がどうなろうがこちらの知ったことではないのですが、学内で業績詐称の疑いのある教員を学長にしてやばいとは誰も思わなかったのがすごいですね。在任中の4年間にしらを切ることは簡単にできると思います。だって学長が研究不正行為に対応する最高管理責任者なんだから、調査委員会を立ち上げないように圧力を上からかけることなんてお茶の子さいさいですから。でも文部科学省にはどう対応するのでしょうか? 4年間は大学の事業計画を新規で進められなくなるでしょう。大学経営というのは何においても文部科学省の認可が必要になりますが、文科省が事業計画の最高責任者が業績詐称をしていると判断したら、大学に処分が加えられます。福岡市南区大橋にある純真学園大学で起きたことが福岡大学にも起きるということです。学校法人福田学園(現・純真学園)の理事会は2006年に工学系の東和大学を廃校にし、新たに医療系大学を設置する決定をします。その準備のために、教員の大量解雇、医療系教員の大量雇用(2009年4月開校を目指していましたがその2年前から新学部に就任予定の教員を正規雇用していました)、校舎の大改築、授業に使う医療機器の大量購入などで数十億円の支出をしていましたが、2008年2月に文部科学省が純真学園に対し、新たな申請を今後2年間受け付けない処分を決定します。なぜ?

純真学園大学の新学長になる予定であった山崎正行氏が経歴詐称をしているというタレコミが文科省にあったためです。彼は日本文理大学医療専門学校の元教員でしたが、大学設置申請書に日本文理大学商経学部助教授というウソの経歴を書きます。これだけで2年間の処分です。2年後の2010年に純真学園大学の設置を正式に認可されますが、大学設置申請のできない2年間もすでに採用済みの教員には給与が支払われ純真学園は手持ちの金がほとんどなくなったと言われています。

理事会で「なぜウソの経歴を書いたのか?」と詰問された山崎氏はこう言ったそうです。「なんとなくしてしまった」。強大な権力持つと、何でも可能であると思いこみ、やっていいこととやっていけないことのラインが見えなくなってしまうようです。

次の記事は「うまい話にまんまとひっかかってしまいました。」

長々、関係ないことをしゃべってしまいました。福大の学長に誰がなろうが私には関係ありません。自分の話に戻します。大儲けする仕事があるという話に簡単にのってしまい、大損をしてしまったという、他人が聞いても、「そんなのにひっかかるなんてばっかじゃねえの?」というリアクションしかもらえそうにもない悲しいエピソードです。メインアクターは4人です。みらい法律事務所から何度も「訴えるぞ」という警告を受けているので、無駄に訴訟リスクを高めないようにするためすべてペンネームにします。朔氏の部下の大学教員は「りょうた」、その妻は「きょうこ」、わたしは「よっしー」、私の妻は「やよい」ということにします。 私は基本「ヘタレ」なので、「こういうことはちゃんと相手の名前を出さないといけませんよ」なんて説教を私にしないでください。弁護士事務所から突然、書面が送られてくるのホントこわいんですよ。読むのも怖いので、この記事を書いている今も読み直していません。他人が読む分には一向にかまわないのでどんな内容か知りたい人はうちの仕事場まで遊びに来てください(`・ω・´)

不運が重ならなければ仕事依頼ゼロの会社を作るというバカなことをしなくてすみました。最初の不運は2008年初春に私の妻と彼の妻がたまたま天神で出会ったことです。

「ねえねえ、きょうこのこと覚えてる?前に話したことあるんだけど。」
「背の高い人?」
「そうそう。」
「不倫の人だよね?」
「そうそう。」
「森高千里が結婚式に来た人じゃない?」
「そう、よく何でも覚えているわね。いつその話したっけ?」

やよいときょうこは中学の時の親友です。もうひとりのクラスメートと放課後いつも3人で一緒に帰って、毎日のように誰かの家に立ち寄る仲良しグループでした。福大医師の妻のきょうこは森高千里の生みの親です。この人が森高千里デビューのきっかけを作ります。森高千里は「第1回ポカリスエット・イメージガールコンテスト」(応募総数1万2千人)に出たことをきっかけに芸能界デビューしますが、彼女に「いっしょに出ようよ」と誘ったのが九州女学院でクラスメートだったきょうこです。きょうこは一次審査で落ちますが、森高千里はグランプリを受賞し、CMデビューしてブレイクします。森高ブームのスタートです。森高は高校時代にバンドを組んでいたので出来レースと思っている人も多いようですが、そうではありません。きょうこが誘わなければ今の森高千里はこの世にいません。http://wise-mininote.seesaa.net/article/441785650.htmlに「友達に誘われ遊び半分で応募したものの、とんとん拍子でグランプリを獲得してしまい、ポカリスエットのCMと映画出演が決定してしまいました。」に書かれてある「友達」というのが今の福大医師の妻のきょうこなわけです。

ということで、森高がこのブログ記事をたまたま読んだら、きょうこが誰のことかわかります。読むことは絶対ないでしょうけど。

話を戻します。「そう、よく何でも覚えているわね。いつその話したっけ? それで今日、天神でばったり会ったのよ、きょうこに。」 本当にうれしそうに語りましたが、これが悲劇の始まりでした。【以下、続く】